「お知らせ」カテゴリーアーカイブ

座談会、イベントなどの告知です。

出産ケア政策会議 第2期最終報告会

女性を大切にする出産ケアシステム
『My助産師制度』の実現にむけて

☆カレン・ギリランドさん講演会
(NZ助産師会事務局長)

全国6か所の講演会、最終回です。

すでに開催された場所では、大好評で参加者がエンパワーメントされたと熱い報告を受けております。

私達が考える【My 助産師制度】とは、

妊娠初期から出産、産後をとおして、妊婦が選んだ同一の助産師のケアを継続して受けられる制度です。

その実現のために、何ができるのか?
1人1人が考え、行動するヒントをいただけると思います。

☆寸劇 新作!!
日本妊産婦支援協議会りんごの木

お母さん、助産師さんに対する想いがつまった寸劇は、いつでも観る人の心に響きます。
3月のシンポジウムでの発表やディスカッションからインスピレーションを受けたメンバーが新たな劇を創作、披露します。

☆My助産師とは
日本妊産婦支援協議会りんごの木
中野裕子さん

お母さんの立場から、その意義、提言を行います。
今日本は、超少子高齢社会、人口減少社会に直面しています。そのため、国民一人一人が潜在能力を最大限に発揮できる社会に変化していくことが必要です。命のはじまりに関わる、
【My 助産師制度】が社会の基盤になると私達は考えます。

☆事例報告

提言に答えるように、各施設、地域で実際の行われている具体的な取り組みを発表します。

事例①
院内助産~独立助産師への試み~
信州大学医学部付属病院参加病棟師長
 牧田ゆかりさん

段階を追った院内助産への取り組み、その成果、新たな挑戦について、わかりやすく解説してくださいます。
助産師間のモチベーションの差がある場合、スタッフのモチベーションを上げる為にどうしたらいいのか?
牧田さんの答えはいかに!?

事例②
オープンシステムでの助産実践
出張さんばステーション日野春
松浦助産院院長
松浦照子さん

36週でIUFD(子宮内胎児死亡)がわかったお母さんの事例。

「出産は不思議と幸せに満ちたものでした」

そのお母さんから出た言葉です。
お母さんの決断、それを受け入れたドクター、
松浦さんが思わずお母さんにかけた言葉、そのどれもが命の本質に触れるような、素晴らしいものでした。ぜひ会場でその物語に触れてください。(中略 りんごの木  中野さんFBより)

事例③
自治体への働きかけ:兵庫県川西市
日本妊産婦支援協議会りんごの木代表
古宇田千恵さん

「これは明日からでも、皆さんが実行できることです。」

MY助産師制度が幼児虐待の問題解決にも繫る制度であるということを周知させる、そのために市民(お父さん、お母さん)の立場で出来る事とは?

事例④
新人助産師教育
ゆりかご助産院院長
赤塚庸子

一年間赤塚さんのところで研修を終えた彼女は、
「その背景に教育の問題があるのでは?」と指摘していました。
初々しくもしっかりと自律した助産師の姿でした。

全国から、お母さん、助産師さんが集まってきます。

会場でお会いしましょう♪

 

さぁ、新しい時代へ!!

4月!!

まだ少し、肌寒さを感じますが・・・

草木も、虫たちもそわそわと動き出しています。

春ですね~

新年度、元号も変わります!
さあ、新しい時代へ

最近、いろいろな問い合わせがあるので、改めて、お産ラボの想いを・・・

お産ラボは、産み方や、産む場所を評価・区別する場ではなく、率直にお産について振り返ったり、それぞれ気づきを得たりする場です。
 
でも、話したくなければ、みんなのお話を聞くだけで、話さないという選択肢もあります。
 
今まで、帝王切開はもちろん、不妊、流産、死産を経験された方など、さまざまな体験をシェアしていただいてます。
誰一人として、同じ経験はありません。
そして、すべてのお産が、命の誕生が神聖で尊いものです。
 
お産ラボは、産前になかなかお産について学ぶ機会がないこと、自分たちも、妊娠、お産、産後もわからないことだらけだったという経験から、お母さん同士で、ただただお産について語り合いたいと立ち上げた団体です。
 
お母さんから生まれたすべて人、学生さんや男性も、誰でも参加できます。
 
もちろん、子連れも大歓迎です。私たちも子連れです!

誰かの経験が、自分を励ましてくれる!

自分の経験が誰かのためになる!

年号が変わっても、私たちの想いは変わりません・・・

これからも丁寧に、丁寧に積み重ねていきます。

< お産ラボ 4月の予定 >

 

☆17日(水)9:00~
 依藤産婦人科医院 取材へ

 静岡市葵区にある依藤産婦人科医院へ取材にさせて頂きます。 
     院長先生や助産師さんのお話を聞いたり、施設を見学させ
 ていただきます。

今回は、ご縁をいただき、特別に取材させていただくため、参加者は募集していません。レポートをお楽しみに♪
*『現在分娩件数の増加に伴い、入院中の患者様のプライバシーへの配慮から、院内見学は終了いたしました。』依藤産婦人科医院HPより

☆18日(木)9:45~12:00 
     第29回 お産ラボ@藤枝
 

Culas+(暮らすプラス)By第一建設
 上記からも予約できます。


お産ラボに関連するイベントも紹介します♬

☆13日(土)10:00~11:30
 おしりふじピクニック

お子さんのおむつを外したい、
トイトレしてみたけどうまくいかない、
おむつなし育児を知りたい、
等々、
おしりふじピクニックはおむつが外れていないお子さんであれば誰でも参加可能です。
もちろん、おむつなし育児を知らない方も大歓迎!!

自然の中で癒されながら、おしりふじと一緒に楽しくお子さんのおむつを外してみませんか?
詳細は⇒おしりふじFB


☆21日(土)13:00~17:00 京都佛教大
出産ケア政策会議  最終報告会

ニュージーランド助産師会事務局長
カレン・ギリランド氏 招聘講演会

先日、2日間にわたって東京で開催された出産ケア政策会議2期の最終報告会を京都で開催します。
今回は、『My助産師制度』実現へのモデルとなっているニュージーランドから、助産師会事務局長のカレンさんを招いて、特別講演会を行います。

日本のお産の未来を見据えて・・・

詳細、申し込みは⇒こちら

必読!!―ボクがMy助産師を勧める理由―

―ボクがMy助産師を勧める理由―
           高橋伸吾

二年前の春、僕たち夫婦は妊娠しました。
最初は友人に薦めてもらったクリニックに健診に行っていましたが、そこでは先生と話す時間は10分ほどで「大丈夫、順調ですよ」と確認作業が行われて終了。エコーを見ることが唯一楽しみで通っていました。
 
 しかし、ある助産師さんと出会って世界が変わりました。開業助産師であるその方の助産院に行くと、おばあちゃん家に来たようなあたたかくてホッとする空間。僕は思わず座布団を並べて横になってしまうほど落ち着く場所でした。助産院での健診はお話から始まり、面と向かって2~3時間ほど。そこには、妻のことをじっくり見て、話して、理解してくれようとする助産師さんの姿があり、決して他人事だと思っていないということが伝わってきました。
 何かわからないことがあればインターネットで調べる現代人ですが、僕たちも例外ではなく、出てくる情報のどれを信じたら良いのか混乱してしまうことがよくあります。しかし、「この人は信じられる」と心から思わせてくれた助産師さんがくれるアドバイスはどれも説得力があり、さらに「お母さんがしんどくない程度でやれば大丈夫ですよー」と、優しく包み込むように伝えてくれたので受け入れやすかったです。
 僕たちはお腹の子に名前をつけて呼んでいたのですが、助産師さんはいつも初めにその名前を呼んで挨拶をしてから健診をしてくれました。助産師さんと話していると、自分たちが親になるんだという実感と、お腹の子の存在感が際立つんです。そして、僕にとって嬉しかったのが「お父さん」を仲間外れにしないことでした。「お父さんにもできることはあるんですよ」と、妻と一緒にできるようにストレッチやマッサージのやり方を教えてくれたのが印象的です。僕たち夫婦は完全に健診に行くのが楽しみになっていました。

 陣痛がきたのは、予定日の夜22時過ぎでした。すぐさま助産師さんに連絡をとりアドバイスを受けました。早朝に助産師さんが来てくれたときは、安心感から僕が泣いてしまいました。ずっと5分置きにくる陣痛に、ずーっと後ろからマッサージをして付いてくれていた助産師さん。僕も教えてもらいマッサージをしましたが、突っぱねられてしまいました。妻にとっては、身体のことをわかってくれている助産師さんにやってもらうのが一番安心だったんでしょうね。結局、僕は妻の身体を支えるための台代わりにしかなれず。陣痛が始まって約24時間経っていましたが、ほぼ、背中をさすってくれていたのは助産師さんでした。 
 やがて、陣痛のたびに子供の心拍数が下がり、提携先の病院へ行くことを余儀なくされたときも妻は「助産師さんはここまでやってくれた」と後悔せずに頷いていました。
「お産は何が起きるかわからない。だけど、起きることは全てお腹の子からのメッセージだと思って。」と以前からいつも言ってくれていたこともあり、納得できたのだと思います。救急車に乗っている間も笑顔で声をかけ続けてくれた助産師さん。僕はなんて声をかけたらいいのかわからず、ただ手を握っていました。

 助産師さんと一緒に自分の身体に向き合っていく中で、妻には「こんなお産がしたい」というビジョンができあがっていました。それを「バースプラン」という形で紙に書き、念のため事前に病院に渡していたこともあり、病院に着いた瞬間、病院の看護師さんもお腹の子の名前を呼んでくれました。そしてできるだけ希望通りに子供を産めるよう尽力してくれました。
 最終的にあと少しというところで子供は出て来ず、一番したくなかった帝王切開という形で産むことになったときも妻は、「これが私とこの子のお産」と言って笑顔を見せました。僕はその妻の強さに泣きじゃくりました。やっぱり男はこういうとき本当に何もできないのです。
妻が助産師さんと一緒に、他人事で他人任せじゃなく、自分事として子供と向き合いお産を、できたから、どんな形であれ後悔せずにいられたのだと思います。
 その後、妻は、何万人に1人という稀な異常が見つかり、入院生活を送りました。助産師さんが言うとおり、治療ができる総合病院で産むことになったのはお腹の子からのメッセージだったのだと思います。入院中、助産師さんが会いに来てくれたとき、こどもを抱いて涙を溜める助産師さんに僕たちも涙しました。助産師さんが僕たちの人生にさらに寄り添ってくれた瞬間でした。

 退院後は、母乳のことや小児科選びなど、たくさん相談にのってもらっています。産後一年経った今でも、不安なことはつきまといます。夫である僕は、妻の一番の味方でありたいと思っていますが、健診に全部付き添い、一緒に向き合ってきたつもりの僕でさえ、妻が今、何に不安を抱いているか知り、それを解消する言葉を見つけることはとても難しいです。そこに、いつでも連絡をとれて、自分の身体のこと、子供のこと、家族のことを全部知ってくれている上でアドバイスをくれる助産師さんがいてくれることが、どれほどの安心感を生むか。

 世の男性に僕は問いたいです。
奥さんの一番近くにいるはずの夫のあなたは、奥さんの一番の味方になれていると自信を持って言えますか?
産後たったの一週間で、いきなり家で子育てしなさいと言われた奥さんがどれだけ不安だったかわかりますか?
 男性が育休をとりたくても世間はなかなか認めてくれません。だからきっと「いい旦那さん」はせめて家族のために、より一層仕事を頑張ろうとしますよね。でもそうすると「家族と仕事どっちが大事なのよ!」などと言われ、夫婦間に摩擦が起き始めるんです。
 奥さんは自分と同じように夫にも子供に目を向けてほしいんです。そして自分のことも見てほしい。子育てを頑張っても誰も褒めてくれないからです。そして一方、旦那さんは何もできない自分の不甲斐なさを感じているからこそ、自分のできることを探して頑張りたいんです。家族のために。でも仕事以外何をしたらいいかわからない。そういう男性は少なくないと思います。
 僕たちの助産師さんはどちらも見てくれていました。妻と一緒になって子供のことを考え、頑張りを認めて褒めてくれる。心配してくれる。妻の大きな支えになったと思います。そして僕にもできることを教えてくれたり、僕の体調まで常に気遣ってくれていました。
 こうして僕たちは助産師さんがいてくれたおかげで幸せな出産体験をしたわけですが、この体験は今後子育てをしていく上での原動力になるでしょう。

 子供は未来そのものです。母親が笑うと子供が笑います。子供には母親という存在が必要です。ということは、未来のことを考えるのならば、母親を守る必要があります。母親に心強い味方をつける制度、それがMy助産師制度なのです。
 

妊娠中いろいろ頑張らなきゃと思うとき、
妊婦から母親になる覚悟が必要なとき、
子育てで不安なとき、
また、人生の分岐点において、
そしてときに、夫婦関係において、
すべてに「ゆとり」をくれたのが、
僕たちの助産師さん、My助産師でした。

 

My助産師制度実現へ向けて!

 My助産師制度実現へ向けて!

動画作成から、早一年…

すべての女性にMy助産師のケアを!

昨年のシンポジウム後から、

シェア会を開催したり

助産師会の研修会で講演したり

フォーラムで対談したり

もちろん、いつものお産ラボでも

少しずつ、静岡でもMy助産師制度の輪を広げてきました。

知識と意識を持って行動すれば
未来は変わる!!

お母さんから生まれたすべての人へ届けたい。

Dear My助産師 Full

Dear My助産師みんなにこんな存在がいてこんな気持ちでお産や子育てできたらきっと社会が変わる明日、15日(金)参議院議員会館明後日、16日(土)日本赤十字看護大学・広尾キャンパス『My助産師制度』実現に向けたイベントが開催されます!詳細は、この後の投稿で^^

お産と助産さんの投稿 2019年3月14日木曜日

東京でお会いしましょう♪

お産ラボ 3月の予定

子育て中は、毎日いろいろ、いろいろあるけれど
それでも、夜が明けて、朝が来る!

そして今年も春がやってくる!!
今日は、夕方、つくし採りに行ってきました。

お産ラボは、3月8日に4年目を迎えます。
歩みはのんびりですが、少しずつ輪が広がっています。

今後、新たな出会いに、新たな試みも!!
私たちも楽しみながら、成長していきたいと思います。

さて、3月の予定です。
じゃじゃ~ん!!

*2日(土)10:00~13:00
『オーガズミックバース上映会』@島田

 

*14日(木)10:00~13:00
  第28回お産ラボ@清水

 

お産ラボに関連するイベントも紹介します♬
おしりふじのおむつなし育児講座は、本当におすすめです。

大人気の講座で、キャンセル待ちですが・・・要望が多ければまた開催してくれるかも!?
興味がある人は、ぜひ!!

3日(日)★母と娘限定★
オーガズミックバース上映会 in富士宮
byおしりふじ

詳細は⇒おしりふじFB

*28日【満員御礼!キャンセル待受付中】
助産師ママと一緒に☆おむつなし育児講座

詳細は⇒おしりふじFB

 

母子と助産師の交流会レポ④

幸・ 神 ・共and協・ 想・ 幸 ・嬉 ・輝

今回一番心に響いたママの言葉
「期待しないで病院へ行った」
「人を頼らずに自分で闘おう!!」
と二人目のお産の時に自分に言い聞かせてたと。
一人目のときはただ恐怖でしかなかった。
でも、そのお産の体験を糧に二人目のお産は「陣痛は味方」と悟り、自分と向き合い、上の子も立ち会ったお産。

母は強い!!と一瞬思ったけど…違う!!
助産師って何なんだ!!
助産師はお産を助けるんだから、母を一人で闘わせるなんて…心が苦しかった。
その方の本音も「本当は腰をさすってもらいたかった」「次があれば助産院で産んでみたい」と。

中には「夫と上の子がいたから、助産師がつきっきりでなくても寂しくなかった」人もいました。でも、みんな共通していたのはお産=幸せ」なものであってほしいということ。
お産が幸せであることが、また産みたいとか、子育てが楽しめることに繋がるよね、という想いがたくさん溢れてきました。

生命って、お産って、神秘的!!
子どもが考えて、選んで産まれてきてくれる。

学生さんたちも話を目を輝かせながら、ときに潤ませながら、「お産は輝かしくて、感動的、家族が増える、幸せなもの」と伝えてくれました。

そして、お産は誰が傍にいてほしいのか、どこで産みたいのか。母と赤ちゃんと家族、みんなが自分のお産について考えた上でなら、どんなお産になっても肯定的に受け入れられるのだろうと思います

そのために「My助産師」のように妊娠中から出産、産後まで、母たちが望む形で傍にいることができたらいいな。
お産した人もこれからの人も、女性も男性も、みんながお産について、向き合うこと、大事だと感じました。
助産師がもっと身近な存在になれるようにこれからも活動していきます。(Miki)

 


お産ラボで、自分のお産を振り返ったあと、改めて、以下の7つのテーマについて、掘り下げました。

①妊娠中やお産で入院中に傷ついた言葉や言動など
②お産の時、嬉しかったこと、辛かったこと、悲しかったこと
③助産師へのお願い
④こんなお産がしたい
⑤病院でこんなことできたらいいな
⑥病院のお産のここが好き
⑦なんでもOK!自由記述

お母さん、助産師さん、それぞれの想い、切実な願望、感謝、提案が小さな紙にしたためられていました。

そのすべてが、貴重な意見となります。

参加者のみなさんには、後日、報告書としてまとめられたものが郵送されます。こちらでもシェアしたいと考えています。

「毎年、この会に参加したい!!」

そんな嬉しい意見もありました。

退院後は、なかなか知りえないお母さんたちの本音を助産師さんに聞いてもらいたい!

長年にわたりお産・お母さん・赤ちゃんたちに関わってきた助産師さんの熱い想いをお母さんたちにも届けたい!

当事者同士、お互いの立場で、お産について語り合ったら……

静岡から未来のお産が変わるヒントが見つかるかもしれない!!

そんな想いからはじまった母子と助産師の交流会は、これからも未来へ向けて、行動し続けます。

母子と助産師の交流会レポ①

母子と助産師の交流会レポ②

母子と助産師の交流会レポ③

おまけ

新しい仲間が増えたお産ラボ!!なかなか全員が揃うことがないけど、久しぶりに11人も集まったので、記念にパチリ☆

母子と助産師の交流会レポ③

「始」
お産はその子の始まり、お母さんになる始まり。全ての始まりだと思う。病院勤めで人それぞれお産は違うと実感。お産は女性にとって、家族にとっての一大イベントであり、母子ともに命がけの場に立ち会うことができるのは尊い事であり、感謝の気持ち。ぜひ教育に生かしたい!


「痛/喜」
1人目の出産は、とにかく痛い!その頃現役の保育士であり、切迫早産など不安だった。出産へのイメージも無く、新しい生命との出会いよりただ不安ばかりが大きかった。お産の日はちょうど地震があった日でもあった。

2人目では、喜びを感じられる出産を経験できた。

「悩」
1人目は妊娠高血圧症候群、逆子で34週で帝王切開。赤ちゃんは2100g程でNICU入院、自分もMFICUに入院。赤ちゃんが退院するまで出産報告出来なかった。色んな事が納得できるお産じゃなかった。妊娠〜出産、産んでからもジェットコースターのよう。現在第2子妊娠中、V-BACを考えているが、自分のエゴじゃないか?とも思ってしまう。


「楽」
助産師として5年勤務した後の妊娠。今まで人のを見てきたが、自分が陣痛を味わえる、どんな痛みなのかワクワクした。3人の出産はどの子の時も楽しかった。3人目の出産は助産院で上の子2人も立ち会った。その時は泣いてしまい、怖い思いをさせたかな?と心配したが、その後保育園で助産師と産婦のお産ごっこが繰り広げられたらしい。家族皆んなで乗り越えられたお産だったのかなと思う。お産はマイナスイメージよりも赤ちゃんに会える、そのママがどんな子育てしていくのか楽しみなイメージ。助産院のお産ではずっと寄り添ってくれる安心感があった。自分もそんな助産師になりたい。


「謎」
まだ学生で現場を知らない。お産はドラマの一部を見たり、YouTubeで見たりという、未知の世界。


「命」
第1子妊娠中に女性器の腫瘍を指摘され、妊娠5ヶ月で回復手術。検査結果は、良性と悪性のボーダー。発見が遅ければ、今の命や子ども達との出会いは無い…ママになることは奇跡。何歳になっても悩みながら子育てしていくものだが、お産によって命はつながっていくと感じる。


私達のグループは、総合病院勤務助産師、助産師養成に携わる助産師、子育て支援事業関係者と利用者、看護学生の6名でした。初めましてではなく、お仕事やお子さんの学校繋がりなどで顔見知り同士の方々もおり、お話も盛り上がりました。


行政の支援も含めた子育て支援のお話や、立会い出産って、どう?おすすめなの!?という話題も。中でも夫立会いや上のお子さん達の立会い出産について「バースプランって何!?という世代の自分からしたら、今は産婦がどうしたいのかという自分の思いと、家族の思いがつながった出産が出来るのが羨ましい」という言葉が印象的。お産には色んなケースが有るけれど、出来る限りその方とその家族の思いが置いてけぼりにならない様に、温かい寄り添いが有るといいなぁと願います。

色んな立場の方がお産という1つのテーマに心を寄せて語る場ってなかなか無い…でもとても大事!と共感できました。

入院中に行うバースレビューも貴重だけれど、医療者の前で本音全ては言いにくい…

医療機関を離れて、他者とお産を振り返って語り合うお産ラボの活動はすごく良いね!とお産ラボの励みになる嬉しい言葉も頂きました!(Kanako)


母子と助産師の交流会の実行委員は、常葉大学教授の濱松先生を中心に、開業助産師、総合病院の師長さん、クリニックの勤務助産師さんが垣根を越えて集まった中に、お母さんの意見をとお産ラボも仲間に入れていただいてます。

現代の日本のお産環境やお産の在り方、ケアする側、受ける側の意識などに少なからず危機感を抱いて、静岡では何ができるかを考えながら活動しています。

当日は、メンバーが子守りをしながら、交流会を見守りました。

つづく・・・

母子と助産師の交流会レポ①

母子と助産師の交流会レポ②

母子と助産師の交流会レポ②

怖 離 繫 生 願 命 勉 変 痛 続 笑 安 

始 差 初 宮 輝 嬉 幸 神 協 刻 共 想

輝 涙 感 痛 恐 怖 会 楽 影 謎 命 悩 

痛 喜 知 始 生 任 不 未 惑 早 恐 怖

今回のお産を表す漢字1字です。
それでは、レポートの続きをどうぞ!!


恐 怖 
妊娠中のイメージや陣痛、痛みに耐えられるかな?などの思いから。だけど、今は幸せだし良かった。母親は強いから耐えられるし、痛みより幸せを感じる。


助産師さん。お産は教科書通りではないのでお母さん達の様子から感じる事を大切にしている。


36週での出産になり、早すぎてついていけなかった。そのまま、子育てが始まった。助産院でのアットホームな中でのお産を望んでいたが早産になってしまい叶わなかった。

なので2人目のお産の時は、前回の納得出来なかった所を伝えた。

その他、輝 涙 会

がありました。


促進剤使用についての話しもありました。
助産師さんから、自分が選択しなければならない状況になった時、お産だけでなく、婦人科の治療でもこうしたいという思いを伝えられるように、若い頃から勉強していくことが必要だと感じていると話してくださいました。

また、2人目のお産、子育ては教えてくれる場がないので経産婦向けの母親学級もやって欲しいし、子連れオッケーの場所も増えて欲しい。

病院での、お産だと助産師さんが変わるので、人によって言う事も変わってしまい混乱してしまうから、ちゃんと情報を共有していて欲しい。

2人目出産、育児のフォローなど2人目だから、大丈夫と思われてしまうので経産婦だからこその悩みや思いも受け止めてもらえると嬉しいと思います。
1時間では語り尽くせない幅広い話題が出ました。(Chie)

 


 

「痛」「始」「初」「宮」「安」「続」「差」「変」

お母さん、助産師さんそして学生さんまで様々なお産のイメージが出てきました。

どんな場所でどんな風にお産しても、赤ちゃんとお母さんが無事ならそれでいい。

…でも。

やっぱりお産の時に関わってくれて嬉しかったことや傷つく言葉は忘れられない。

地域自治体によって制度が違い、2人目は平気でしょと何も教えてくれなかったり。

入院中にスタッフの愚痴が全部聞こえたり、お医者さんに相談できない妊婦健診。

生まれてからはどこに相談すればいいかもわからず、情報が入ってこない。子育て中は大丈夫だよって言われることがすごく嫌いになった、もっと私の話を聞いてほしい‼︎

そんな想いもみんなで共有しました。

お産をしたら終わり。

ではなく妊娠したときからお産、そして子育てまで続けて関わっていくことがとても大切で、今やっぱり必要とされているなぁとみなさんの声を聞いて実感しました。

お母さんも赤ちゃんも家族も、

みんなが大切にされて安心安全なお産や子育てができる世の中になればいいなぁ^ ^ (Ayano)


今回、子連れで参加してくれたお母さんもたくさんいました。

お産について語っている間、常葉大学の学生さんが子どもたちと一緒に遊んでいてくれました。子どもたちも、とっても楽しそうだったので、安心して託すことができました。
世代を超えて、いろんな人が関わり合える環境は、ありそうでなかなかないので、とてもいい時間になりました。

未来のお母さん!学生さんたち、ありがとう!!

つづく・・・

母子と助産師の交流会レポ①