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第24回お産ラボ 藤枝HIBIKI

2018年 10月19日
この日は曇り空、時々雨がぱらつきましたが、2名の参加者さんとスタッフ4人!なんとスタッフの方が多い…。でも、まったりじっくり、それぞれの思いや言葉に耳を傾け、スタッフも熱く語り、心温まるひと時を過ごせました。

『終』

3人子どもが欲しかった。3人目が産まれたらから、これで終わり…と思うことが多い。陣痛を経験するのもこれで終わりだー!せっかちだから予定日よりも早く生まれてほしいと思っていた。実際には予定日を越えて上の子の運動会の日に産まれた。すぐとなりで帝王切開のやりとりがなされていたのを覚えている。出産後、分娩室や分娩台もこれで終わりかぁと思った。3人目が最後の子だから手がかかるこの時期もこれで最後。こーゆう時期も今だけなのかと思って、温かく見守りたい。

『驚』

1人目の妊娠では、聞いてはいたけど、そうなんだ!驚き!という出来事がいちいち起きたなぁと思い出した。妊娠中からの身体の変化もそうだが、家族の“男の子”を強く望む声にも驚いたし、反対に周囲の人の“お腹に赤ちゃんがいる”ことに対する優しさにも驚いた。出産は予定日を6日超えた。予定日が近づくと出産がどういうものか気になり、ネットで壮絶出産体験を毎晩読んではメソメソと泣いていた。
お産の時は「痛い」と言わないと決めていた。
1人目の出産は陣痛の波の驚きと、痛くない時間の無の時間の繰り返しだった。2人目は、女系家族で次も女の子と思ったら男の子で驚いた。出産時、病院に着いたらもう息んでOKと言われたが、自分の覚悟ができてなくて一体どうやって産まれてくるのかな?と考えながら産んだ。2人目出産後の今は、余裕がなくて上の子に怒ってしまう自分にも驚いている。

『驚』

次男の出産の時を思い出した。お母さんってすごいぞ!赤ちゃんにとって最強のお母さんになりたいと思っていた。実際の2人目の出産はあまりのスピードについていけず驚いた。スピードが速すぎたことに身体もついていけなかったのかちょっと気を失った、そんなことにも驚いた。そしてとにかく寝ない2人目、産後の育児の大変さにも驚いた。

『学』

1人目の出産は吸引分娩だった、それに比べると2人目の時は赤ちゃんが産まれる時の股の熱い感じも味わえて全てが順調だと思っていた。産まれてから赤ちゃんの診察で奇形が有ることが分かった。ショックだった、まさか自分の元にそういう奇形を持った子が産まれてくるなんて…。でも、退院までなぜか異常なくらいハイテンションだった。落ち込む様子がなくて「このお母さんはそんなにショックを受けていないから大丈夫そう」と思われたのかも。でも、実際はこの時何か解決策を教えてもらうのではなく、ただ気持ちを聞いて欲しかった。分かって欲しかった。

2人目の出産を機に子どもの病気の事、発達障害の事、子育ての事を学びたいと思い育児をしながら資格を取った。自分の人生にとっても学びになった出産だったと思う。

『怖』

14歳で女性器のトラブルが見つかって治療をした。現在2人男の子がいて、落ち着いたら今度は女の子が欲しいなぁと思うけれど、病気の再発の事もあり妊娠を考えてしまう。お産自体も大変だった。1人目が35週で産まれ、2人目は切迫子宮破裂と言われた。持病で子どもがなかなか出来ないと言われていたけど自然に妊娠した。
1人目は35週で陣痛が来た。病院で不安だったのでスタッフに頼んで夜中もモニターを付けてもらっていたら、赤ちゃんの心音が下がりそれを医師が離れたところで見ていて駆けつけてくれ、夜中の2時に緊急帝王切開で産まれた。
2人目は羊水が少ないからと言われ20週でこども病院に紹介された。健診前に破水?と思う感じがあったが、もうすぐ健診だからとすぐ受診しなかった。28週の健診で「もう羊水が無いからすぐに産みましょう」と医師から言われ、すぐに受診しなかった自分を責めた。突然の手術、見知らぬ看護師、周りで慌しくバタバタするスタッフ、怖くて手術台の上でも震えが止まらず「手を握っててもらえませんか」とスタッフに頼んだ。

28週で急に産むことになり、NICUで赤ちゃんを見ても

「本当に自分の子なのか」と実感が持てなかった。

「小さく早く産まれた赤ちゃんには、その赤ちゃんに見合った成分のおっぱいが出るから初乳がとても大切」と言われ、なんとか搾乳した。スタッフが1時間くらいかけて搾っていった。

「母親としての自覚を持ちたかったら家に写真を飾って!」
「見ながらおっぱい搾れば出るから」

と言われたが出なくて辛かったし、悲しかった。
そんな自分がお母さんで良いのかと思った。スタッフの言葉かけに、時間が経った今なら意見も出来るけど、産後のあの時はただ悲しい・辛いと思うだけだった。今は、自分の様に早く・小さく赤ちゃんを産んだお母さん達が語る機会を作っていきたいと考えている。

今回は、参加者全員が経産婦さん!それぞれの出産に思いを馳せ語りあいましたが、出産がその後の生き方や考え方に影響しているお話が挙がったのが印象的でした。

人生を変える程のパワーがお産には有る。

人が産まれるってすごい。

同じお母さんでも一つとして同じお産は無い。

だからこそ、その一回一回が温かい気持ちで満たされているものであってほしいと願います。でも、妊娠・出産には幸せなことばかりじゃないのも現実だから、せめて辛い・悲しい思いには心を寄せて傍にいられる援助者でありたい…と強く思いました。(Kanako)

沼津yadorigiでお産ラボ!!

沼津のお母さんたちの憩いの場
 マミングサロン yadorigi

レポートが書けないままあっという間に時間が流れてしまいましたが・・・すみません、言い訳のしようもないです

9月末にお産ラボを呼んでくれました!

道中、富士山がどんどん迫ってきて、テンションが上がりっぱなしでした!
8月にオープンされて間もなかったこともあって、私自身、見学楽しみつつ、東部のお母さんたちと出会ってきました!!
あまりにも素敵なところで、感動していたら、すっかり写真を撮り忘れてしまいました・・・ぜひ、実際に遊びに行ってみてくださいね!!

当日は、沼津だけではなく、長泉町、三島や裾野、伊豆からも来てくださいました。

『楽』『早』『気』『乳』『痛』『休』『待』『遂』

 

『楽』
出産は、楽(らく)でもあり、楽しかった。とにかく、陣痛が好き!自然分娩2人のち、3人目は帝王切開。すごく緊張した。
もし可能なら、4人目も。おそらく帝王切開になるけど、どのように楽しみにかえていけるかだと思う。

『早』
2時間くらいで、ほかの人に比べたら、安産だったけど、早く出てこいって思っていた。陣痛の波がくると、きたきた~っていう感じが好きでまた味わいたい。あっという間で本当の苦しさや、辛さを味わっていないかなと思う。

『気』
一人目は、みんながいいという場所で、とりあえず産んだ。自分には分娩台が合わず、満足がいかなかった。母乳ケアをしてくれた助産師さん体を温めなさいと怒ってくれ、気付きを与えてくれた。自身の体調不調から、食べ物のこと、姿勢、お産、子どもとの向き合い方を変えた。お産・子育てでの気づきが、今の活動につながっている。

『乳』
張る、出る、痛い・・・こんなにもおっぱのことを考えてる。たくさん出るのに飲んでくれない。この悩みをどこにぶつけたらいい?
1人目のお産は帝王切開で心の準備もできないままに進んでいった。薬で寒気に襲われたり、入院中、すごく悲しい気持ちで過ごした。また、管理栄養士なのに、貧血になってしまったことで、自分をせめた。

『痛』
4360gの大きな赤ちゃん。頭が大きすぎて、帝王切開に・・・血圧が下がって意識を失い、麻酔によって感覚もなかった。”大きい~、大きい~”という声が聞こえた。私をどうにかしてくれ~と思うほど痛くてたまらなかった。前日からの絶食で空腹も、『産んだら大好きな米粉ロール!!』で乗り切った。

『休』
お腹の子が休めって言ってる!1人目、張りってなに?わからないまま、切迫早産で、3週間の入院。入院って大変、動けない。自分でトイレへ行けるって大事!
2人目は、上の子を父母に任せて、大きい病院での入院生活2ヶ月を存分に味わった。昼夜問わず、お産を間近に感じながらも、子どもからのプレゼントだと、入院をポジティブにとらえ、DVD,本などを持ち込んで、自分の時間を満喫していた。

『待』
1人目も、2人目も、ず~っと待った!歩きまくり、散歩、掃除しまくり、でも予定日から1週間遅れて、ひたすら待っていた。陣痛がすごくつらかった。いったいどのくらい耐えたらいいのか・・・最終的に”よく我慢したね!”って助産師さんに褒められた。辛かった陣痛なのに、もう一回経験したいと望んだ2人目、痛みがよみがえって、心が折れそうになったけど、助産師産がずっと寄り添ってくれた。

『遂』
ついにやり遂げた!!自分のお産にいいイメージがない。
人の話を聞いて、正直うらやましい。つわりで体重が7㎏減。
双子を授かりたいと思っていたのに、楽しいマタニティライフを送れず、辛い思い出。
感動するイメージを描いていたのに、やっと苦しみから解放された。大変なことが多く、ストレスばかりだった。あんな妊婦生活はもうしたくない。


10人10色のお産、いろんなドラマ、感情があります。
そのすべてが、同じ経験をしたお母さんを思いやり、これからお母さんになる人たちへの大切なメッセージになると信じています。

あなたは、あなたのままでいい。

お話を聞きながら、そんなことを思いました。

お産ラボ後のランチ交流会では、美味しいランチをいただきながら、東部地区の産後ケア事業のこと、お産場所、マイ助産師制度のことなど情報交換をしました。

地域によって、分娩格差があることを目の当たりにして、各地域のお母さんたちが声をあげることの大切さを痛感しました。

今後、yadorigiの杉浦さんが定期的にお産ラボを開催してくれることになりました!ぜひ、ご参加くださいね!!

マミングサロンyadorigiの詳細↓

*Homepage
*Facebook

関連ページはこちら→『マミングサロンyadorigiでお産ラボ』

 

 

 

mama+『お産ラボとお産を語ろう』

ようやくレポートまとめました!!

先月末に袋井市で開催されたmama+の7月講座

『お産ラボとお産を語ろう!』

託児付き、ランチ付きという、特に育児中のお母さんたちにとって最高に癒されるmama+の講座を私たちも満喫しました!!

今回は、お母さんだけじゃなく、初妊婦さん、助産師さん、それから、なんと男子学生さんまで参加してくださり、いろんなお話が聞けました。

なかなかありそうでない、お母さんと妊婦さん、助産師さんと妊婦さん、学生さんとお母さんの出会いの場ともなり、この先にコラボ企画があるかもしれません・・・お楽しみに♪

いつものように、お産をイメージした漢字一字を発表しながらお話ししていただきました。

この一字を書く瞬間、みなさんの表情は、いつもキラキラして見えます。頭の中に広がっているドラマや感情がたったひと文字に込められているので、とっても奥深いです。

「愛 」「未」「怖→愛」「待」「生」「嬉」「希」「感」

「愛 」
以前、おっさんラボに参加したときに、お母さんや助産師さんの話が知らないことだらけだった。男性がお産について知ることは大切だと思う。

「未」
妊娠4か月。引っ越してきてから4年。持病があり、減薬という妊活3年。興味ありつつもドラマや映画など、情報ありすぎてわからないことも…未知の世界だけど、すぐ先の未来のこと、楽しみたい。

「怖→愛」
周りの友達や医療者から聞いた体験談が難産エピソードばかりだったため、初めのうちは漠然と恐怖しかなかった。出産間近まで、安産の話がなかったことに気づいた。自身のお産は、教科書通りのお産らしい。命(子ども)を愛でるには愛が必要だなぁ。

「希」
家庭環境に恵まれていなかったから、自分の家族がほしい。妊娠・出産に対して、怖いとか、不安はない。自分の未来につながっていくものだと希望を持っている。

「待」
なかなか妊娠しなかった。妊娠してからも、体がつらく不快感がお産まで続いた。弱い陣痛に、進まないお産・・・難産だった。長かった。2人目の妊娠も楽しめず、早く出したい!大きくなるのを待っていた。

「感」
1人目は病院で、知識もなく、病院へ行ったら産ませてくれると思っていた。2人目は自宅で。妊娠中いろんな人の話を聞けたからか痛みの中に気持ちよさを感じられた。そのことにも感謝。
「頑張るとうまくいかない、うまく産もうとしなくていい」と聞いていた。やりたいようにしたらスムーズで、知識があれば、楽しめる。また次も楽しみ。

「嬉」
助産院でのお産、朝7時から、夜10時までずっと側で夫と助産師さんがさすって励ましてくれた。一人ではなく、周りの人に助けてもらって産めた。両親もとても喜んでくれた。お産を通して嬉しいことがたくさん増えた。2人目の妊娠・出産で友人も増えて、嬉しいことがさらに増えた。

「長」
予定日から10日たっても生まれなかった。30時間の陣痛で促進剤も効かず・・・別の緊急手術で周りのスタッフがいなくなるという事態も!!長かったけど、妊娠・出産は楽しかった。13歳になる娘は今も、自分にとっての試練ではあるけど・・・

「生」
お産は、人の生き方を変えるほどのエネルギーを与える。
どんなお産をしたか、形ではなく、どう向き合ったのか、どう考えたのか、過ごしたのかが大切。
身体も心も解放し出し切ると、セックスと同じように、お産も、痛いとか怖いの向こうに心の奥に気持ちいい感覚がある。
そんなお産をしたくて、助産師になった。お産後、沸き上がる感謝の気持ち、幸せすぎて怖くなる感覚・・・いろんなエネルギーをもらいあふれた愛は、家族や赤ちゃんに向けられ、絆が生まれる

ほどよく子どもたちも遊びまわって、にぎやかで温かいお産ラボになりました。
共感できること、驚くこと、新たな気づきや視点・・・お産って本当に奥深いなぁと思います。


きっと、お産体験を話したい人も、それを聞きたい人もたくさんいると思います。そんな場をこれからも作っていきます!

ランチタイムの後には、「マイ助産師制度」についてお話をしました。いろんな課題はあるものの、制度実現に向けて、今は、少しでも多くのお母さんたちに知ってもらうことが大事だと思っています。
出産ケア政策会議への参加は、今後も続きます。
これからも、進展やシンポジウムの紹介など、情報をシェアしていきます。
また、詳細や課題などを知りたい方がいましたら、連絡くださいね!一緒に、マイ助産師制度について学んでいきましょう♪

主催のmama+さんがレポートしてくださってます。
こちらもぜひ、ご覧ください。
今後も、素敵な講座がいっぱいです。

これからも、袋井のお母さんたちの活動に注目です。

さらに、4月に分娩設備も整ったお茶畑助産院が誕生します。
素敵なお話をしてくださった、助産師の高橋さん!!


ぜひ、助産院見学させてくださいね!

参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

お産ラボ in島田

すっかり時間がたってしまいましたが、7月3日に開催した島田での第23回お産ラボのレポートです。

今回の一字は・・・『運』『新』『謝』

『運』
いろいろ決められている、運命
22Wで赤ちゃんに心疾患があることが判明。何かあるとは思っていなかった自分に対して、母が動揺。
「障害があると、お世話が大変だよ。」娘を思うゆえの言葉とわかっていても、傷ついた。
選択肢のない中、覚悟を決め、受け入れた。
死産、男の子
なんで私ばっかり・・・仕事に救われた。
運命は、決められている。いろんな学びがあった。
3人目の子を妊娠した時、3歳の長女の言葉
「この子もお空に行かない?」小さいなりに理解し、感じていたことを知って、衝撃を受けた。

『新』
新しい生活が始まる。
上の子たちもそれぞれ、小学校、幼稚園が始まる。
1人目は、病院で、2人目は、助産院で、3人目は自宅でお産。
3人目は、子どもたち立会いのもと、ソファーの上で。家族が一緒だったので、穏やかな気持ちで赤ちゃんを迎えることができた。助産師さんのケアがすごくよく、その必要性を知った。

『謝』
感謝!子ども、夫、家族、亡くなった大好きなおじいちゃんにも!
1人目を初期流産し、かなりふさぎこんだ。
1年後に妊娠・・・風当り強い職場、体調の悪さ、何もできない自分、ぐうたらな生活。
食べるのに精いっぱいで、バースプランって何?希望って?自分がどうしたいかもわからなかった。後悔。
何も知らず、いろんなことをやり切れなかった自分に対して、ごめんねの意味の『謝』
150㎝未満に3200gの赤ちゃん、先生が馬乗りになってお腹を押す姿が、夫にとって、人生で一番の衝撃だった。


涙あり、笑いあり。

今回も、自分のお産に向き合うお母さんたちの姿が印象的でしたた。

その他にも、自分の生い立ちを知る過程で、お母さんが自分の前に流産を経験していることを知ったというお話や、子どもの時のお話、お産場所や子育てをする環境について、行政の中でも格差があり、公園すらなかったり、最寄りの病院まで、4,50分かかってしまうこと、小さなコミュニティならではの問題なども話題にがりました。

島田でお産ラボ

時間いっぱいまで、話しても足らないくらい、あっという間に時間が過ぎてしまいました。また、いつでも参加してくださいね!

< 参加者のみなさんの感想 >

私は、出産をする際に、産前ケア・産後ケアをしてくださる助産師さんがいる事を知りませんでした。そして、実際にケアしていただいて、その必要性を初めて知りました。きっと知らない女性が多いと思うので、多くの女性に知っていただければお産に対しての不安が減るのではないかと思います。助産師さんのありがたさを知っていただければいいと思います。
参加することができて、本当によかったです。言葉に出して、共感して下さることが、こんなにも心の軽くなる事だとは…という感じです。この場がなければ、ずっとずっと引きずっていたと思います。
近隣の助産院などの情報もいただけると助かるなと思いました。
素敵な会に参加出来嬉しかったです。
助産院出産など知らなかったので、もっともっと知りたいと思いました。(もう1人、考えちゃうかな~?)
もっともっと色々話したいな、と思いました。
死産の時のことで涙し話す機会が正直、へってきていたので、お話しさせていただきありがたかったです。

お産ラボは、リピーターも大歓迎です。
その時、その時の想い・感情があふれます…
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

マイ助産師制度シェア会の感想

静岡発!お母さんと考える『マイ助産師制度』

先日、初めてお母さん、学生さんたちに向けてシェア会をしました。レポートは後日まとめますが、参加された皆さんの感想です。

私自身、学んできたことの課題とともに、伝え方など、様々な反省点もありました。最初の一歩として、ここから『マイ助産師』が少しずつひろがって行くように、これからの糧にしていきたいと思います。

< 参加者の感想 >

 

マイ助産師制度について初めて聞いて、内容も分かってよかったです。助産師として、今後どうしたいのか考えるいい機会になりました。3人の方のお話も聞けて良かったです。
ありがとうございました。


不妊治療を経てのやっとの妊娠で、とても不安ばかりで。わからないことばかり、不安なことばかりでモヤモヤしている中で、助産師さんのことを知れて良かった。病院を変わってから、何度か健診に行っているが、まだ1度も助産師さんとは話ができておらず、誰に聞いていいかもわからず家に帰ってくることがいつもです。
マイ助産師さんをほしいと強く思いました。聞きたいこともいろいろ出てきたので、自分でも調べたいと思いました。


内容がとってもわかりやすく、制度がどういうものかわかった。だからこそ、もっとたくさんの参加者がいたらよかった。マイ助産師制度、すっごく共感しました。応援しています。私も頑張ります。


みなさんの出産体験の中で、マイ助産師の必要性を聞けたので、とても分かりやすかったです。自分自身は、総合病院、個人病院で出産したので、”助産師さん”という存在にピンときていないのが正直な気持ちです。いろいろな方の話を聞く機会がもっと早く(妊娠前や妊娠期)にあればいいなと思いました。


マイ助産師制度について、もっときちんと知りたいと思います。


このイベントを通じて、マイ助産師制度について知りました。マイ助産師による継続ケアの必要性や実現のための課題を詳しく知ることができました。また、3人のスピーカーの方から、お産体験やお母さんのための活動について、生の声・思いを聞くことができ、貴重な体験になりました。


助産院・病院の出産の違いを学ぶことができた。病院に勤める多くの助産師にも、My助産師制度を知り、実施に向けて動いてほしいと思う。また、これから妊娠・出産する方に、助産師や助産院を知ってほしい。広報が必要だと思う。


学生ですが、助産院を知らないお母さんたちがほとんどだと本当に感じています。病院での実習でも、助産師さんたちが熱心にケアしているのを目にしていましたが、やっぱりいつでも聞いてもらえる、安心感の違う助産院のすばらしさを改めて感じました。だからこそ、マイ助産師を広めていくことが本当に必要で、私も学生として、4月から、新人助産師としてできることがあれば、力にぜひなりたいと思いました。ありがとうございました。

尚、当日SBSテレビの取材がありました。ほんのちょっとだけ、シェア会の様子が放映されるかもしれません。

放映日は7月3日(火】18:15~19:00
SBSテレビ 6チャンネル
「イブアイしずおか ニュース」内のコーナーとのことです。

 


牧之原でお産ラボ!!

先日開催された、カタショーワンラボのオープニングフェスでのお産ラボ!!

「この機会に、どうしてもお産ラボをしてスタートしたかった」

と、みらい子育てネット牧之原のお母さんが声をかけてくださり、実現しました。

地域に密着したイベントの雰囲気、海風や緑をいっぱい感じる自然豊かな場所、なにより牧之原のお母さんたちのおおらかさ・・・

なんともいえない一体感がありました。

『生』『克』『始』『叫』『添』『幸』『感』『幸』『希』『幸』

これから2人目、3人目のお産に臨む妊婦さん、

小さな子どもたちと一緒に参加してくれたお母さん、

周りのお友達がお母さんになったことで、妊娠やお産に興味が出てきたという女性、

地域で子育て支援に関わるお母さん、

それから助産師さんに保健師さん!!

いろんな立場の方々が、お産を感じ、想いを共有することができました。

いろんな葛藤や不安も、話す(放す)ことによって、自分の中で克服しようと前向きにとらえることができている!!

みなさんのキラキラした表情がとっても印象的でした。

おはな助産院の野口さんの感想を引用させていただきます。

ママさん
市で働く人
まちづくり活動をしてる人

みんなおんなじところに立って
話をするところが
本当に素敵でした。

私もそうですが
助産師や保健師は
いつも、ママ達にアドバイスする側なんで
ついつい自分の経験や考え方が中心となった指導になっていたりして、、、自己満足指導(笑)になってしまう事も多々あり、しかもそれに気がつかなかったりするのです。

こんな風に、保健師さんの方から地域のお母さんの輪のなかに一個人として入って来てくれるのは、すごーく珍しいと思います。
お互いに学ぶ事がたくさんあったのではないでしょうか。

もちろん私も、、、
毎回、お母さんの中に入り、話を聞いて
学ぶ事いっぱいです。

お母さん、保健師、助産師、保育士など
それぞれが同じ職業どうしで考えるだけでなく、

お母さんが小さな赤ちゃんを育てるときに周りをサポートするさまざまな職種の人が同じ場所でお話することがすっごく大事だし、牧之原市ならできるんじゃないかな〜〜と思った1日でした。(中略)

おはな助産院Facebookより

お産ラボでも、野口さんの言葉の一つ、一つがすごく丁寧で、まっすぐで、お母さんに対する思いが伝わってきて、その存在感に引き込まれました。

とにかく居心地の良さ、温かさを感じた牧之原でのお産ラボ!

「陣痛さん、ありがとう!!」って言えたかな?

その答えを聞きに、ぜひまた戻ってきたいと思います。(Sachie)


今回の会ではリピーターさんも数人いらっしゃったり、経産婦の妊婦さんが4人もいらっしゃって和気あいあいとテンポよくお話が進んでいったのが印象的でした。

『幸』という漢字を思い浮かべた方も複数名で、会全体のお産の一文字がポジティブなイメージの漢字が並んだ様に思います。

妊娠、出産を通して良い思い出ばかりがある訳では無く、当然思い出すと涙が出てしまう様な経験も有りながら、今ではそれを自分の中で受け止めていたり、消化しようとしている途中なのかなー、なんて考えました。

おはな助産院の野口さんが挙げられた『添』

ケアの提供者側からの視点。

新しい家族の始まりのとき、出産シーンだけではなくてお腹の中で育む時から、心に、身体に寄り添ってくれる温かい手や目が有ったら…。育児が始まっても、1人じゃないと思える。サポートしてくれる存在が傍にある、その強みって大きいよなぁとしみじみ。せっかく助産師になったんだから、誰かのそーゆう存在になりたいと思いました。(Kanako)

 


こちらもぜひ!
*参加者の皆さんの感想

MAKIKO.net みらい子育てネット牧之原×カタショーの素敵なイベ

ントにご期待ください!!

*MAKIKO.net みらい子育てネット牧之原FeceBook

おはな助産院Blog

素敵な時間をありがとうございました!

昨日の様子を1分40秒ほどにまとめてみました!

~参加者のみなさんの感想~

*2人目の出産に向けていいイメージがもてた。1人目の出産を久しぶりに思い返してみることができて良かった。他の人の出産の話も聞けて、参考にもなった。

*話したことで、次の出産に向けての不安が少なくなりました。出産についていろいろな話を聞く機会、本当に良い時間だな~と思います。

*また、定期的にやりましょう!!

*お産には、それぞれのドラマがあるなぁ…と感じました。出産した人、これからする予定の人、皆に参加してもらいたいなぁと思います。

*妊娠前に、具体的な話を聞けて、すごくよかったです。まだ知識がなくて、妊娠してから勉強すれば良いと思っていたけど、少しずつこういう場で話を聞いて、妊娠出産備えていきたいです。

*いろんなお産があって、次のお産に向けて、ここからまたイメトレしていきたいところです(笑)お話きけて、自分も思い出して、お話しできて、なんだかいろんな思いが頭に浮かびました。ありがとうございました。

*出産は女性にとって、一番大きなイベントなのに、こうして皆で語られるばしょがなかったなー。意見をシェアする大切さを学びました。ピュアな話し合いが力になると感じました。貴重な話を聞かせていただき、ありがとうございました。

*いろんなお産のお話が聞けて嬉しかった。次は、陣痛も楽しめるといいな笑

赤ちゃんとつながる!!

第22回お産ラボ

藤枝市の第一建設さんのショールームHIBIKIで開催されました。
新生活、新学期が始まる4月!天気は快晴!ぽかぽか温かい日差しがなんとも気持ちいい朝でした。

この日参加してくれたのは「同じ病院で出産したんですよ」と生後2ヶ月の赤ちゃんを連れてお友達を誘って参加してくれた方や、「もうすぐ臨月なんです」とこれからお産を迎える妊婦さん、「ずっと気になってたんです」という方など、5人のお母さんが参加してくださいました。

 

『頭』
痛みは出てきたけど、一人目の出産の時は60時間かかったから、まだまだだろうとスタンバイしていた。病院に電話したとたんに破水。病院に向かう車の中で到着したとたん頭が“ズボッ”と出た。必死だった。分娩台にのって1分で出産した。
一人目の出産は助産院だったのもあり、今回の病院見学で分娩台を見て「ここで産みたくない」と思っていた。だから、こんな出産だったのかなと思った。
自分の中では私スタイルの出産だった。一人目の出産で出会った助産師さんが、たまたま二人目の出産の時にも会えた。一人目のお産で満足できなかった事などを乗り越え浄化していくような感覚。自分の母親から聞いていたお産の内容で辛かったことなどを私(娘)が良い方向に変えていけた気がする。もつれた糸をほどいていく様な感覚でとても良いお産になった。

『感』
感動・感激。3人目のお産。微弱陣痛が長く続いていたので、出産時間7~8時間と書かれていたけど自分の感覚としては、2日間頑張った感じ。
出産中に母親にみられるとすごく嫌な感覚がして、夫が傍にいると安心できた。母親と私(娘)は仲良の良い関係だったが、この感覚は不思議だった。
きっとこれが“家族”のスタート。これから家族は、夫と今から生まれる赤ちゃんなんだと感じた。産んでみないとわからない感覚。妊娠中お腹に話しかけていたけど、生まれたら
話しかけても居ない、これも不思議な感覚。終わりがわからないのが出産・子育てだと学んだ。自分の母親も私と同じようにしてきたんだと思うと感謝の心がわいてくる。
育休がもうすぐ終わり仕事復帰を迎える。仕事スタートを迎える前に今日、自分自身の話しをしたことでデトックス出来ました。

『楽』
12月札幌から引っ越してきた。静岡で産むか札幌で産むか迷ったが、夫も赤ちゃんと一緒がいいと思ってこっちで産んだ。陣痛が来たと病院に電話しても「まだまだ1合目だね(富士山)と言われさすが静岡だと思った。陣痛は生理痛の強いので陣痛は痛くない間隔があるので、そこまで痛い辛いとは思わなかった。一人目は病院出産だったけど、二人目は助産院で産んでみたい!それは、何かに頼りたくないという気持ち。吉田町なら〈おはな助産院〉がいい。

お産ラボ 藤枝

 

『楽』
今まで流産2回。その後2~3年不妊で色々な検査・タイミング法行った。時間もお金もたくさん使って心が不安定だった。夫と話しあって「子どもはいいよね」と決めたとたん妊娠した。すごくうれしくて、幸せ!楽しい!の気持ち。
出産するまでは、お産は怖くてすごいものだと思っていたけど、実際のお産はすごく楽だった。二人目のお産も一人目と同じ先生・助産師さんでデジャブだと思った。
出産は、夫の付き添いはいらない、先生と助産師さんと私の3人で集中したお産だった。お腹の赤ちゃんに意識を集中して想
像して「今回転してるのかな」とか考えていた。自分らしいお産だったと思う。
痛みはあったけど、痛くない。自分に負けたくないと思う私。昨日の自分には負けない。子育てもその気持ちでやっている。

『明』
臨月でもうすぐ出産を控え、ドキドキワクワクと不安な気持ち。痛みが怖い。今日皆さんの話しを聞いてよかった。きっと、赤ちゃんが生まれてくると明るくなると思って「明」にした。

 

【赤ちゃんとつながる】

今回、お産について語り合う中でこの言葉が思い浮かんできました。参加された方の言葉でお産に対し、自分スタイルのお産だった・自分らしいお産だった・感謝の気持ちが出てきた。などが聞かれました。どんなに痛くても、ハプニングがあっても、前向きにお産を振り返っているのは何でだろう?
お産を語ることがデトックスになりましたと、言葉に出す事の大切さも実感させてもらいましたが、ママたちが話す「妊娠中はおなかに(胎児)話しかけていました。」が重要なのだと私は思いました。

妊娠したかな?と気付いてから、出産して赤ちゃんの姿を見るまでママは赤ちゃんを見て触ることはできません。(エコーではなんとなく見えるけど)そして、日々の体調の変化や体形の変化でしんどいのに加え、仕事や家事や上の子のお世話に目まぐるしく、検診の日はいつだっけ、とか出産準備の買い物は、とかとか。

やはり、意識していないと【赤ちゃんとつながる】って少し難しいのかなと思います。

お腹の赤ちゃんとつながることで、どんなお産であっても「これで良かった、赤ちゃんと一緒に頑張れた」と思えたり、前向きに子育てをスタートできるならどんどんつながった方がいいと思う。
だから、これからお産を迎える方や妊娠中の方にはどんどんお腹の赤ちゃんに語りかけて欲しいなと思います。そして、“お産ラボ”に来て欲しいと思います。

今回も、お産を語るというシンプルなテーマに、たくさんの笑顔と笑い声、真剣な表情や思いに共感する気持ち、妊婦さんにはみんなでエールを送るなど一体感が生まれ温かい雰囲気に包まれました。
この活動が、ママの力、家族の力となり子ども達の明るい未来をつくる一歩になると信じています。
参加してくれた皆さま、皆さまありがとうございました。(Mika)