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『マイクロバース』上映会 in 岡崎

3月3日晴天に恵まれたひな祭りの日に岡崎へ行ってきました!

午前中にドキュメンタリー『マイクロバース』を上映し、午後にお産ラボをしました。

microbirth

岡崎市には、河瀬直美監督によるドキュメンタリー映画『玄牝(げんぴん)』の舞台になった吉村医院があります。

“自然分娩”とは?吉村医院とは?
吉村医院では院長の考えのもと、薬や医療機器などの人工的な介入をせず、女性が本来持っている“産む力”を信じて産む「自然なお産」(自然分娩)を行っている。院内に建つ江戸時代中期の古民家=古屋は、薪割りや板戸ふきなど昔ながらの労働や、一汁一菜の素朴な昼食をとる場として妊婦たちに開放し、出産に向けて心とからだづくりの大切さを伝えている。
_______『玄牝(げんぴん)』公式ホームページより

お産、とりわけ自然分娩に対する意識が高いお母さん立ちがたくさん集まってくれた今回の上映会では、上映後に3つのグループに分かれて、みんなが意見を出し合い、またメンバーを入れ替えて再度、意見交換、そしてシェアする形をとりました。

ほっとした

知識として知れてよかった

インパクトがすごすぎる

次世代への責任を感じる

怖い

プレッシャーを感じる

妊娠中に見たかった

医療者の方に見てほしい

母児早期接触の大切さを学んだ

医療者として、葛藤している

菌との上手な付き合い方を考えたい

お産について、知る機会と選択できる場が必要

『Microbirth』は、とってもデリケートな内容で、お母さん、妊婦さん、妊娠する前の女性、医療従事者、見た人それぞれに異なった感想を持ちます。私自身、何度見ても、いろんなことを考えさせられます。

目に見えないものの世界を知ること、理解することは、容易ではありません。
いいとか、悪いとか、正しい、間違っているをジャッジするのではなく、知ったことで自分の中に沸き上がってきたもの、感じたものを大切にしてほしいと思っています。

自分を大事にする

この上映会が、お産に向き合う1つの側面として、問題提起となれば、幸いです。

(Sachie)

お産ラボ 1月の予定

あけましておめでとうございます。

新年のご挨拶がすっかり遅くなってしまいましたが・・・
2017年もお産ラボ、よろしくお願いいたします。

年末年始、この1年を振り返っていました。

3月にお産ラボを立ち上げてからの10か月、いろんなところへ行き、たくさんの方々に出会い、奥深いお産の話を聞かせていただき、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。それと同時に、お産現場の現状を知るたびに、

自分はどうしたいのか、

何ができるのか、

お産ラボの役割は何だろうか

と自問自答を繰り返していました。ふつふつと沸き上がる想いを少しずつかみ砕いて、形にしていきたいと思っています。

さて、今月の予定ですが・・・
クリスマスイブに開催された長久手でのお産ラボ&『Microbirth』上映会からご縁が繋がって、今月、お産ラボは三重県で開催します!!

【 お産ラボ 1月の予定 】

22日(日) おっさんラボ 好評につき第2弾開催です!!

*下記チラシをご覧ください

28日(土) お産ラボ & 『Microbirth』上映会 in 津(三重)

三重県津市の民間子育てサポート『月のりぼん』の保健師・看護師の小林麻以子さんが主催してくださいます。

詳細・申し込みは『月のりぼん』BLOGをご覧ください。

そうだ、助産院へ行こう!!
第4弾 Ami助産院 見学 & 座談会 (詳細後日)

おっさんラボ

みなさんにお会いできるのを、スタッフ一同、楽しみにしています。

お産ラボ in 長久手①

クリスマスイブに、長久手に行ってきました!

お産ラボ&マイクロバース上映会

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主催してくれたのは、ふくろう助産院の鈴木知佳さん♡
2人の男の子のお母さんが、地域のお母さんのために、志高く、日々、奮闘しています。

さて、初めての県外でのお産ラボに、胸を躍らせながら会場に向かいました。

どんなお話が聞けるんだろう?はやる気持ちを抑えつつ、穏やかにスタートしました。
(ほんとは、ちょっぴり気負ってしまって、最初のあいさつを忘れてしまいました・・・)

今回のお産をイメージする感じ1文字は・・・

『紡』・『信』・『痛』・『繋』・『助』・『覚』・『暮』・『信』・『考』・『光』・『喜』

お産ラボ

『紡』

糸を紡ぐことは、お産と似ている。紡ぎ手はお母さん、紡ぐための古くからある道具は助産師。
その人らしいお産をするために自然界のものを生かし、寄り添うのが助産師の役割。
自分のお産は、36週、2100gの未熟児だった。
残酷だけど、何があっても自分の子だと覚悟を決め、すべて受け入れること、それが愛。

『信』

お腹の子がすべて叶えてくれると信じ、妊娠中からたくさんお話や相談をしてコミュニケーションをとっていた。おかげですべて思い通りになった。赤ちゃんは天才!!

『痛』

お腹の中に人間が入っていると思えないほど、実感がないままに迎えたお産は、呼吸が出来ないほど、想像以上の痛さだった。分からないことだらけだけど、家族が喜んでくれたので、よかった。

『繋』

不妊治療の末に授かったため、授かった時がゴールで実感があまりわかなかった。でも、母と子として繋がってきてくれたことを幸せに感じている。(お母さんの涙に、さっとティッシュを差し出す娘さんの優しさに感動しました。)

『助』

周りの経験者、特に自分の妹(2児の母)、夫、お腹の赤ちゃんに助けられている。お母さんになるんだなぁと楽しみ。

お産ラボ 長久手

『覚』

妊娠中に赤ちゃんに障害の告知。産まない選択はないものの、不安・心配、そんな時にここにいるよと胎動を感じる。
出産は、覚悟!!幸せかどうかは子どもが決めること。親は、そう感じられるようにサポートする。

『暮』

助産師としてお産に対する理想と不安があったものの、ギリギリの生活から、病院に管理されるお産を経験し、暮らし方を変えることを決意し、実践。2人目のお産は、ふだんの生活の一部ととらえることができた。

『信』

助産師として、いろんな場所でのお産を経験。病院でのバースプランは基本的に実施されなかった。
3人目の助産院では、すごく満足のいくお産が出来た。みんなのいる時に生まれておいでと信じて迎えたらその通りになった。

お産ラボ 長久手

『考』

なんで危険なところを選ぶの?友達の言葉で、助産院という選択はなかった。
産後、ひどい乳児湿疹に悩まされ、どうして自分ばっかり辛いんだろうと思っていた。お母さんになって、いろんなことを考え、過去の自分をふりかえることができた。

『光』

不妊治療の末に授かった命。それまでのいい人でいたい!ちゃんとしなくちゃいかん!好かれようとする自分から、素の自分を出していくしかない、本音で生きるしかないに変わったのは、お母さんにならせてもらったから。

『喜』

酷いつわりに悩まされ、大好きな仕事を頑張れない自分と元気に育ってくれている赤ちゃん。自分本位の生活で、2回の入院を経験。妊娠期間がこんなにも辛いとは思っていなかったが、今はとっても楽しみ。この奇跡に感動している。


 

お産は、かくも奥深く、愛おしい・・・

この場所にいなくちゃ味わうことができない充実感・・・
それを伝えるのは、とっても難しい。

お話の内容を短くまとめてしまうのにも躊躇してしまう。

いろんな想いがグルグルするから、レポート書くのちょっと大変・・・

それでも、書き続けていきます。

でも、もし、気が向いたら、ぜひお産ラボに来てくださいね!

つづく・・・

いいお産の日 

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3月に、2人でお産ラボを立ち上げた時、月に1度の座談会を開催することのほかに、11月3日のいいお産の日に、

お母さんの立場から、お産に関する何かしらのアクションを起こす!

ということを当面の目標としてきました。

スタッフが増え、毎月お産ラボをしつつ、助産院訪問もさせていただいたり、新たなご縁をいただいてお産ラボの輪が広がっていく中でも、いつも、いいお産の日のことを念頭に置き、ミーティングなどあれやこれや話し合ってきました。

そして、昨日、スタッフの勉強会も兼ねて、ドキュメンタリー映画『Microbirth マイクロバース』の上映会を開催することが出来ました。静岡県助産師会会長のくさのさんをはじめ、静岡のお母さんを支えてくださる助産師さんたちも参加してくださいました。上映後は、みんなで感想シェア会をしました。

いいお産の日

感想会では、お産に関する専門用語が飛び交い、

近年のお産の在り方の変化、

お母さんの体、意識の変化、

産科医療の現状や産後ケアの問題、

妊娠期に知っておくべきこと、

お産に対する意識改革、

主体的なお産とは・・・

いいお産の日

などなど、それぞれの立場から、お産について考え、映画の感想をを出し合いながら、これから自分にできることは何だろうかと考えました。

いいお産の日

お産現場に関わる助産師さんたちに参加していただいたおかげで、深い議論を展開することができ、とても有意義な時間でした。一方で、これからもさらに問題提起していく必要性も感じました。

私たち、お産ラボは、お母さん、これからお母さんになる若い世代の方々と共に、

お産について語り合う場づくりをすること

お母さんと地域の助産師さんをつなげる役割をすること

を使命にしたいと、改めて思いました。

お産ラボにとって、すごく実りのあるいいお産の日になりました。

午後からは、11日の『ふじさんっこフェスタ』の出展に向けて、スタッフで分担していたものを持ち寄って、準備を進めました。

不特定多数の人たちに向けて、お産ラボの活動報告をするというのは、初めての試みで、私たちも手探りで作業を進めていますが、今までの活動をギュッとまとめた形で展示したいと思っていますので、ぜひ会場に足を運んでいただき、お産ラボブースに立ち寄っていただければと思います。