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子育て支援センターでお産ラボ②

【叶】不妊治療に流産。諦めかけていたところに念願の妊娠!だけど今度は、ちゃんと生きてるかな?本当に大丈夫かな?と不安な日々。心配で、不安で、気疲れしてしまい、先生と相談して誘発分娩をすることに。一日目は進まず終了。二日目、痛いけど赤ちゃんが下がってこないので帝王切開をすることに。でも、骨盤に赤ちゃんがはまっていたのでなかなか出てこない!心配な中、なんとか無事に出産。念願の赤ちゃん!夢が叶った瞬間を夫と一緒に喜んだ。

【幸】自分で産めるものだと思っていた。だけど、逆子で帝王切開に。帝王切開なんて考えていなかったから何がなんだかわからず、不安なままでの出産だった。 二人目は予定で帝王切開を組んでいたが、羊水が減ってきてしまい早めに出産することに。予め予定がたてられるのが帝王切開の利点なのに… 三人目は無事に予定の帝王切開となった。頭が大きかったからか、頭が出てくるのがわかった!貴重な体験。 三人育児、大変なこといっぱいだけど、夜、三人の寝顔を見るだけでとっても幸せな気分になれる。

【痛】エコーで赤ちゃんが大きめと言われていて、いざ陣痛。MAXの痛みになって六時間たってもなかなか出てこず、吸引分娩でも出てこず、鉗子分娩でやっと出産!傷が大きかったので麻酔で眠って処置をしているうちに赤ちゃんはNICUに行ってしまっていてカンガルーケアもできず。鉗子分娩の時が一番痛かった!だけど、回復は意外と早かった!

【命】一人目は丸一日以上かかり、二人目は予定日越えてしまって誘発分娩。三人目はしっかりゆっくり陣痛を経験したい!と思い、マタニティヨガに通ったりと頑張った。だけど、10ヶ月になって、片手、片足だけ浮腫んでしまい、動けないほどになってしまったので誘発分娩をすることに。出産後もよくならない浮腫み。不安で心配で、退院後に総合病院で見てもらったら血栓ができているということで1ヶ月の入院に。今もまだ通院治療中。新生児の時期を一緒に過ごせなかった。もしかしたらあの時に死んでしまうことだってあったんだ。と思うと怖い。三人目にして出産は命がけだということを痛感した。

【安】7週で双子と判明!もしかしたら片方は吸収されてしまうかも。と言われて不安な中、10週でやっと母子手帳が二人分もらえた。はじめは赤ちゃん同士の血液のバランスが崩れてしまう病気の事など怖いことばかり言われ、不安ばかり。そして管理入院もしたが36週で緊急の帝王切開に。赤ちゃんたちは早産でNICUに1ヶ月の入院。でも元気に育って今はむしろ大きいくらいに!無事に一歳を迎えられ、ホッと安心している。

【安】初めてだから、妊娠中もお腹の張りや痛みこんなものなのかなーとよくわからず、一応受診したら総合病院に搬送になり切迫で1ヶ月の入院になった。同じく切迫で入院している方達が点滴を終えた反動で陣痛が来て分娩室へという姿を何人かみたが、自分は退院後愛知から大阪へ車で帰るという決断を。大阪についたらお腹が痛くてこのまま産まれるんじゃないかと思ったが、そのまま陣痛が落ち着いてしまい、結局一週間がたち、無事に出産。入院中がとにかく辛かったけど無事にうまれてくれてよかった!

【安】安産でした。妊娠中も何もトラブルなく過ごしていざ陣痛。五分間隔になってから病院に連絡して、入院してすぐ分娩室へ。そのまま無事に出産。里帰りで夫は間に合わず、六時間くらいの出来事でした。妊娠中水分をしっかりとって、散歩とお風呂上がりのストレッチを毎日がんばったおかげかな!

【急】妊娠中は大きなトラブルもなく過ごしていたが、最後の健診で羊水が減ってきているから次の健診までに産まれてなければ手助けが必要かなと言われ。そしたら夜、下痢のような痛み。トイレに行ってもおさまらない。痛いけど不規則だから様子を見て朝、病院へ。でも1㎝しか開いてなくて少し様子見て変わらなければ帰宅かなと。こんなに痛いのに?!世の中のお母さんたちはみんな本当にすごいな!!と思った。そしたら破水をして、そこからは急に進んで分娩室に入ったが、頭がなかなか降りてこず、だんだん周りに人が増えてきて。私どーなるの?いや、もうなんでもいいから早くだして!お腹を押しても出てこず、吸引分娩で出産。頑張っていきんだので、目に内出血と全身の筋肉痛が大変だった!

帝王切開で出産された方が、「下から産みたかったな」とポロっと本音が出てしまったとき「自分のためじゃなく、赤ちゃんのために命をかけて手術をする。それが帝王切開で、お母さんにしかできないんだよ。」と助産師さんが言ってくれて自分の中ですごく納得できた。という話をしてくれて。

他の帝王切開だったお母さんが、「もう、陣痛を経験することはできないんだと思うと寂しいと思っていたけど、今の話を聞けてよかった。」という素敵なお話もありました。

お産って何回も経験できるものではないし、忙しい毎日の中で振り返ることもあまりなくて。時々こうやってお産のお話を聞いたり、言葉にしてみたりすると、自分の中にある感情に気づくことができて。初心忘れるべからず!新鮮な気持ちになります。
貴重なお産の体験をたくさん聞かせていただきありがとうございました。(Makoto)

初!子育て支援センターでお産ラボ!!①

先日、静岡市内の子育て支援センターに呼んでいただき、お産ラボしてきました。
 
16名のお母さん、おばあちゃん、そして子どもたちと、とってもにぎやかでした。
 
私自身、久しぶりに支援センターへ行きましたが、週3日くらい通ってきている方もいらっしゃって、小さな子を持つお母さんたちにとって、子育て支援センターが居心地がいい憩いの場所であることを再認識しました。
 
静岡市は、お母さんたちが、小さな赤ちゃんを連れて気軽に立ち寄れる支援センターがあるので子育てするのに恵まれていると感じます。
 
参加者の皆さんの多くが、施設に通い慣れ、顔見知りであったこと、保育士さんたちが子どもたちを温かく見守ってくださったこともあって、安心感いっぱい、リラックスした中で、お話しされていたのがとても印象的でした。
 
今回、2つのグループに分かれて座談会をしました。まずは、1つ目のグループです。
 
 

〈命〉30週4日で、2ヵ月早く産まれてGCUにお世話になった。磐田に里帰り出産する予定が、急な出来事で済生会で出産。緊急過ぎて、麻酔が効き始める前に帝王切開。臍の尾が壊死していた。でも今は元気に育ってくれている。

〈安〉二人とも安産だった。 1人目は 病院に着いて1〜2時間で産まれてきた。1人目が早かったので、2人目は早めに行ったけどなかなか進まず、一度帰宅。子宮口6cmで破水して、そこからは一気に進み、また1時間くらいで産まれた。

〈痛〉山口県へ里帰り出産。妊娠中、夫の転勤もあって、3つの県で健診を受けて、妊娠中に20kg増えていて怒られた。全然産まれてくる気配がなく、誘発3日目に異常と言われ、総合病院に搬送され、緊急帝王切開に。手術の後がとても痛くて大変なお産だった。

〈驚〉情報が全くなくて驚いた。毎日高速道路を使って通勤していたので、つわりで吐いても良いように、顔の前に袋をセットして運転していた。高校生の時に背骨に金属を入れていて、里帰りしたクリニックでは対応できないと言われて驚いた。背中に金属が入っていると半身麻酔が出来ず、一時、野良妊婦になった。でも無事総合病院で出産。

〈外〉逆子で帝王切開に。予定日より先に陣痛が来てしまい、想定外だった。手術の後、とっても痛くてイメージしていたお産とは違っていて、想定外続きだった。

〈悶〉痛くて大変だった。誘発剤を使用しても全然進まず、分娩時間6時間と書かれているが、実際はもっと長かった。理性を保てない程だった。健診では3200gくらいと言われていたのに、出てきたら3700gで大変だった。つわりも酷くて、また同じ辛さを味わうのか…と思うと、2人目を考えてしまう。

〈嬉〉血圧・体重コントロールの為入院した。37週で誘発し、破水はしたものの進まず、でも先生はギリギリまで待ってくれて、でも産まれなくて帝王切開に。痛みはそれほどなく、次の日に歩ける程で、余裕があって喜べた。

〈焦〉蛇口を捻ったくらいの勢いで破水して、心の準備も荷物の準備も中途半端で出産に。破水はしたけど、そこから進まず促進剤を使い、吸引分娩で出産。胎盤が剥がれてこなくて、先生が手を入れて掻き出して、出産の痛みより先生の手の方が痛かった。

〈幸〉5ヵ月目で死産を経験し、その後なかなかできなくて、やっとできた子供。想像していたより痛くなく出産できた。産まれた時にはちゃんと心臓が動いているか心配だったけど、心臓が動いている事に感動した。産まれてきてくれた事が嬉しかった。

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こんなに大勢の方が参加するお産ラボはあまりないので、良い経験をさせてもらいました。 10人いれば10通りのお産…今日の話でも誰一人「同じ」という出産はなく、色々なドラマを聞くことができました。 私自身 出産から4年が経過して、もう「過去」の出来事になっていますが、お産ラボは「そうそうそんなことあった」と出産した時の事を思い出させてくれます。 辛かった経験もここで吐き出して、悩みを共感してもらって、自分だけではないという事が知れる場所でもあります。 今日は色々な情報交換もでき、充実した時間でした。(Yukari-na)