助産院へ行こう!!番外編
先日招いていただいた、*ふくろうの会。
*ゆりかご助産院、院長の赤塚さん主催
助産師さんが集い、学び合い、交流する会です。
会場のゆりかご助産院の見学もしてきました!!
ゆりかご助産院
(岐阜県各務原市)
出産ケア会議の合宿の時に見せてもらった映像や、赤塚さんのお話から、ずっと訪れてみたい助産院でした。
長いアプローチを進むとシンボルである素敵な看板が出迎えてくれます。
赤塚さんの師匠ともいう方、2人が制作に関わっている大切な手掘りの表札からも温もりがうかがえます。
玄関を入ると、すぐに広い待合室
ヨガやバランスボールなどの講座が日替わりで開催されています。
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待合室には、たくさんの本や、マスクなどの手作りの雑貨が置いてありました。
お母さんだけでなく、診察する助産師さんの姿勢へも配慮して作られたオリジナルの診察台!!
助産院には、分娩室はありません。ゆりかご助産院には、和室2室と洋室1室、臨時に使えるお部屋が1部屋あり、そこでお産をします。
(ゆりかご助産院HPよりお借りしました)
分娩、宿泊する各お部屋に沐浴もできる大きな洗面台や、赤ちゃんの衣類がそろったクローゼットがあります。庭に面したお部屋は、明るく、照明も調光できるようになっています。
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ゆりかご助産院は、天井も高く、北側一面、高い位置に窓があるので、どのお部屋も明るく、柔らかな日差しが入ります。
赤塚さんいわく、設計士さんのこだわりで、お風呂も、トイレも、白いタイル張り(掃除は大変らしい・・・)で明るく、広々しています。
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トイレには、介護にも使われている出し入れ自在の手すりもついています。
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こんな感じでと、実践してくださいました!急激な陣痛でトイレから立ち上がれなくなった長男のお産を思い出しました。
さて、たくさんのこだわりがあるゆりかご助産院ですが、特に印象的だったことを3つ紹介します。
ゆりかご助産院のここがすごい!
- 全長13メートル!!陣痛を促進する廊下
ここを2往復すると、いい具合に陣痛が進むそうです。廊下の手すりは、握りやすいように八角形になっています。
- いきめる!!オリジナルソファー(カバーもお手製)
赤塚さんのこだわりをふんだんに詰め込んだソファーを家具職人さんが仕上げてくれたそうです。座るところに取っ手!?
膝をついて、ソファーを抱え込むようにして、いきむ!! ちょっとしたでっぱり
実際に座って、掴んでみると、ぎゅっと力が入ります。 - 構想5年!!授乳用足台
正しい姿勢で、楽に授乳できるように考えられた足台。
温かみのある木材を使用し、2段階になっているのは、背の高さによって、載せる位置を変えられるように配慮されています。
写真だとわかりにくいですが、ソファーの下にすっぽり入る大きさで、出し入れしやすいように、くぼみがあったり、使用後に足でしまえるように、スムーズに動くよう裏面にも工夫されています。
授乳用足台へのこだわりは、たくさんのお母さんに寄り添ってきた赤塚さんならではの配慮で、その想いに感激しました。
赤塚さんのお母さんへの想いがつまったゆりかご助産院・・・
まさに、温もりいっぱいの場所でした!!
赤塚さん、ゆりかご助産院の皆さん、ありがとうございました!