「出産ケア政策会議」タグアーカイブ

出産ケア政策会議 第2期最終報告会

女性を大切にする出産ケアシステム
『My助産師制度』の実現にむけて

☆カレン・ギリランドさん講演会
(NZ助産師会事務局長)

全国6か所の講演会、最終回です。

すでに開催された場所では、大好評で参加者がエンパワーメントされたと熱い報告を受けております。

私達が考える【My 助産師制度】とは、

妊娠初期から出産、産後をとおして、妊婦が選んだ同一の助産師のケアを継続して受けられる制度です。

その実現のために、何ができるのか?
1人1人が考え、行動するヒントをいただけると思います。

☆寸劇 新作!!
日本妊産婦支援協議会りんごの木

お母さん、助産師さんに対する想いがつまった寸劇は、いつでも観る人の心に響きます。
3月のシンポジウムでの発表やディスカッションからインスピレーションを受けたメンバーが新たな劇を創作、披露します。

☆My助産師とは
日本妊産婦支援協議会りんごの木
中野裕子さん

お母さんの立場から、その意義、提言を行います。
今日本は、超少子高齢社会、人口減少社会に直面しています。そのため、国民一人一人が潜在能力を最大限に発揮できる社会に変化していくことが必要です。命のはじまりに関わる、
【My 助産師制度】が社会の基盤になると私達は考えます。

☆事例報告

提言に答えるように、各施設、地域で実際の行われている具体的な取り組みを発表します。

事例①
院内助産~独立助産師への試み~
信州大学医学部付属病院参加病棟師長
 牧田ゆかりさん

段階を追った院内助産への取り組み、その成果、新たな挑戦について、わかりやすく解説してくださいます。
助産師間のモチベーションの差がある場合、スタッフのモチベーションを上げる為にどうしたらいいのか?
牧田さんの答えはいかに!?

事例②
オープンシステムでの助産実践
出張さんばステーション日野春
松浦助産院院長
松浦照子さん

36週でIUFD(子宮内胎児死亡)がわかったお母さんの事例。

「出産は不思議と幸せに満ちたものでした」

そのお母さんから出た言葉です。
お母さんの決断、それを受け入れたドクター、
松浦さんが思わずお母さんにかけた言葉、そのどれもが命の本質に触れるような、素晴らしいものでした。ぜひ会場でその物語に触れてください。(中略 りんごの木  中野さんFBより)

事例③
自治体への働きかけ:兵庫県川西市
日本妊産婦支援協議会りんごの木代表
古宇田千恵さん

「これは明日からでも、皆さんが実行できることです。」

MY助産師制度が幼児虐待の問題解決にも繫る制度であるということを周知させる、そのために市民(お父さん、お母さん)の立場で出来る事とは?

事例④
新人助産師教育
ゆりかご助産院院長
赤塚庸子

一年間赤塚さんのところで研修を終えた彼女は、
「その背景に教育の問題があるのでは?」と指摘していました。
初々しくもしっかりと自律した助産師の姿でした。

全国から、お母さん、助産師さんが集まってきます。

会場でお会いしましょう♪

 

さぁ、新しい時代へ!!

4月!!

まだ少し、肌寒さを感じますが・・・

草木も、虫たちもそわそわと動き出しています。

春ですね~

新年度、元号も変わります!
さあ、新しい時代へ

最近、いろいろな問い合わせがあるので、改めて、お産ラボの想いを・・・

お産ラボは、産み方や、産む場所を評価・区別する場ではなく、率直にお産について振り返ったり、それぞれ気づきを得たりする場です。
 
でも、話したくなければ、みんなのお話を聞くだけで、話さないという選択肢もあります。
 
今まで、帝王切開はもちろん、不妊、流産、死産を経験された方など、さまざまな体験をシェアしていただいてます。
誰一人として、同じ経験はありません。
そして、すべてのお産が、命の誕生が神聖で尊いものです。
 
お産ラボは、産前になかなかお産について学ぶ機会がないこと、自分たちも、妊娠、お産、産後もわからないことだらけだったという経験から、お母さん同士で、ただただお産について語り合いたいと立ち上げた団体です。
 
お母さんから生まれたすべて人、学生さんや男性も、誰でも参加できます。
 
もちろん、子連れも大歓迎です。私たちも子連れです!

誰かの経験が、自分を励ましてくれる!

自分の経験が誰かのためになる!

年号が変わっても、私たちの想いは変わりません・・・

これからも丁寧に、丁寧に積み重ねていきます。

< お産ラボ 4月の予定 >

 

☆17日(水)9:00~
 依藤産婦人科医院 取材へ

 静岡市葵区にある依藤産婦人科医院へ取材にさせて頂きます。 
     院長先生や助産師さんのお話を聞いたり、施設を見学させ
 ていただきます。

今回は、ご縁をいただき、特別に取材させていただくため、参加者は募集していません。レポートをお楽しみに♪
*『現在分娩件数の増加に伴い、入院中の患者様のプライバシーへの配慮から、院内見学は終了いたしました。』依藤産婦人科医院HPより

☆18日(木)9:45~12:00 
     第29回 お産ラボ@藤枝
 

Culas+(暮らすプラス)By第一建設
 上記からも予約できます。


お産ラボに関連するイベントも紹介します♬

☆13日(土)10:00~11:30
 おしりふじピクニック

お子さんのおむつを外したい、
トイトレしてみたけどうまくいかない、
おむつなし育児を知りたい、
等々、
おしりふじピクニックはおむつが外れていないお子さんであれば誰でも参加可能です。
もちろん、おむつなし育児を知らない方も大歓迎!!

自然の中で癒されながら、おしりふじと一緒に楽しくお子さんのおむつを外してみませんか?
詳細は⇒おしりふじFB


☆21日(土)13:00~17:00 京都佛教大
出産ケア政策会議  最終報告会

ニュージーランド助産師会事務局長
カレン・ギリランド氏 招聘講演会

先日、2日間にわたって東京で開催された出産ケア政策会議2期の最終報告会を京都で開催します。
今回は、『My助産師制度』実現へのモデルとなっているニュージーランドから、助産師会事務局長のカレンさんを招いて、特別講演会を行います。

日本のお産の未来を見据えて・・・

詳細、申し込みは⇒こちら

必読!!―ボクがMy助産師を勧める理由―

―ボクがMy助産師を勧める理由―
           高橋伸吾

二年前の春、僕たち夫婦は妊娠しました。
最初は友人に薦めてもらったクリニックに健診に行っていましたが、そこでは先生と話す時間は10分ほどで「大丈夫、順調ですよ」と確認作業が行われて終了。エコーを見ることが唯一楽しみで通っていました。
 
 しかし、ある助産師さんと出会って世界が変わりました。開業助産師であるその方の助産院に行くと、おばあちゃん家に来たようなあたたかくてホッとする空間。僕は思わず座布団を並べて横になってしまうほど落ち着く場所でした。助産院での健診はお話から始まり、面と向かって2~3時間ほど。そこには、妻のことをじっくり見て、話して、理解してくれようとする助産師さんの姿があり、決して他人事だと思っていないということが伝わってきました。
 何かわからないことがあればインターネットで調べる現代人ですが、僕たちも例外ではなく、出てくる情報のどれを信じたら良いのか混乱してしまうことがよくあります。しかし、「この人は信じられる」と心から思わせてくれた助産師さんがくれるアドバイスはどれも説得力があり、さらに「お母さんがしんどくない程度でやれば大丈夫ですよー」と、優しく包み込むように伝えてくれたので受け入れやすかったです。
 僕たちはお腹の子に名前をつけて呼んでいたのですが、助産師さんはいつも初めにその名前を呼んで挨拶をしてから健診をしてくれました。助産師さんと話していると、自分たちが親になるんだという実感と、お腹の子の存在感が際立つんです。そして、僕にとって嬉しかったのが「お父さん」を仲間外れにしないことでした。「お父さんにもできることはあるんですよ」と、妻と一緒にできるようにストレッチやマッサージのやり方を教えてくれたのが印象的です。僕たち夫婦は完全に健診に行くのが楽しみになっていました。

 陣痛がきたのは、予定日の夜22時過ぎでした。すぐさま助産師さんに連絡をとりアドバイスを受けました。早朝に助産師さんが来てくれたときは、安心感から僕が泣いてしまいました。ずっと5分置きにくる陣痛に、ずーっと後ろからマッサージをして付いてくれていた助産師さん。僕も教えてもらいマッサージをしましたが、突っぱねられてしまいました。妻にとっては、身体のことをわかってくれている助産師さんにやってもらうのが一番安心だったんでしょうね。結局、僕は妻の身体を支えるための台代わりにしかなれず。陣痛が始まって約24時間経っていましたが、ほぼ、背中をさすってくれていたのは助産師さんでした。 
 やがて、陣痛のたびに子供の心拍数が下がり、提携先の病院へ行くことを余儀なくされたときも妻は「助産師さんはここまでやってくれた」と後悔せずに頷いていました。
「お産は何が起きるかわからない。だけど、起きることは全てお腹の子からのメッセージだと思って。」と以前からいつも言ってくれていたこともあり、納得できたのだと思います。救急車に乗っている間も笑顔で声をかけ続けてくれた助産師さん。僕はなんて声をかけたらいいのかわからず、ただ手を握っていました。

 助産師さんと一緒に自分の身体に向き合っていく中で、妻には「こんなお産がしたい」というビジョンができあがっていました。それを「バースプラン」という形で紙に書き、念のため事前に病院に渡していたこともあり、病院に着いた瞬間、病院の看護師さんもお腹の子の名前を呼んでくれました。そしてできるだけ希望通りに子供を産めるよう尽力してくれました。
 最終的にあと少しというところで子供は出て来ず、一番したくなかった帝王切開という形で産むことになったときも妻は、「これが私とこの子のお産」と言って笑顔を見せました。僕はその妻の強さに泣きじゃくりました。やっぱり男はこういうとき本当に何もできないのです。
妻が助産師さんと一緒に、他人事で他人任せじゃなく、自分事として子供と向き合いお産を、できたから、どんな形であれ後悔せずにいられたのだと思います。
 その後、妻は、何万人に1人という稀な異常が見つかり、入院生活を送りました。助産師さんが言うとおり、治療ができる総合病院で産むことになったのはお腹の子からのメッセージだったのだと思います。入院中、助産師さんが会いに来てくれたとき、こどもを抱いて涙を溜める助産師さんに僕たちも涙しました。助産師さんが僕たちの人生にさらに寄り添ってくれた瞬間でした。

 退院後は、母乳のことや小児科選びなど、たくさん相談にのってもらっています。産後一年経った今でも、不安なことはつきまといます。夫である僕は、妻の一番の味方でありたいと思っていますが、健診に全部付き添い、一緒に向き合ってきたつもりの僕でさえ、妻が今、何に不安を抱いているか知り、それを解消する言葉を見つけることはとても難しいです。そこに、いつでも連絡をとれて、自分の身体のこと、子供のこと、家族のことを全部知ってくれている上でアドバイスをくれる助産師さんがいてくれることが、どれほどの安心感を生むか。

 世の男性に僕は問いたいです。
奥さんの一番近くにいるはずの夫のあなたは、奥さんの一番の味方になれていると自信を持って言えますか?
産後たったの一週間で、いきなり家で子育てしなさいと言われた奥さんがどれだけ不安だったかわかりますか?
 男性が育休をとりたくても世間はなかなか認めてくれません。だからきっと「いい旦那さん」はせめて家族のために、より一層仕事を頑張ろうとしますよね。でもそうすると「家族と仕事どっちが大事なのよ!」などと言われ、夫婦間に摩擦が起き始めるんです。
 奥さんは自分と同じように夫にも子供に目を向けてほしいんです。そして自分のことも見てほしい。子育てを頑張っても誰も褒めてくれないからです。そして一方、旦那さんは何もできない自分の不甲斐なさを感じているからこそ、自分のできることを探して頑張りたいんです。家族のために。でも仕事以外何をしたらいいかわからない。そういう男性は少なくないと思います。
 僕たちの助産師さんはどちらも見てくれていました。妻と一緒になって子供のことを考え、頑張りを認めて褒めてくれる。心配してくれる。妻の大きな支えになったと思います。そして僕にもできることを教えてくれたり、僕の体調まで常に気遣ってくれていました。
 こうして僕たちは助産師さんがいてくれたおかげで幸せな出産体験をしたわけですが、この体験は今後子育てをしていく上での原動力になるでしょう。

 子供は未来そのものです。母親が笑うと子供が笑います。子供には母親という存在が必要です。ということは、未来のことを考えるのならば、母親を守る必要があります。母親に心強い味方をつける制度、それがMy助産師制度なのです。
 

妊娠中いろいろ頑張らなきゃと思うとき、
妊婦から母親になる覚悟が必要なとき、
子育てで不安なとき、
また、人生の分岐点において、
そしてときに、夫婦関係において、
すべてに「ゆとり」をくれたのが、
僕たちの助産師さん、My助産師でした。

 

静岡県助産師講習会に参加して

先週末、静岡県助産師講習会に参加し、お話をさせていただきました。

継続ケアと助産師の自立
~『マイ助産師制度』実現に向けて~

出産ケア政策会議を主催されてる、ドーリング景子さんと一緒に『マイ助産師制度』について語る機会を与えていただき、とても光栄でした。

また、助産師会として『マイ助産師制度』に注目していただき、発表の場を与えてくださったとに感謝の気持ちでいっぱいです。

まず、午前中は、ドーリングさんがマイ助産師制度について、講義されました。
マイ助産師制度

経緯から意義、これからの課題、ニュージーランドや諸外国の動向など、とても分かりやすかったです。豊富なデータと研究に基づいたドーリングさんのお話は、何度聞いても説得力がありますし、なにより熱い想いに触れ、また心を動かされました。

また、学生さんを含め、年齢層幅広く、たくさんの助産師さんに参加していただき、マイ助産師制度が少しずつ周知されていくことも嬉しかったです。

それから、午後に、お母さんの立場からお話をさせていただきました。助産師さんとの出会い、自分のお産体験、お産ラボでの気づき、それから出産ケア政策会議への参加・・・

マイ助産師制度

お産が、その後の自分に大きな影響を与え、生きる道を照らしてくれるとは、思ってもいませんでしたが、一つの出会いがもたらしてくれた奇跡に感謝せずにはいられません。

スピーチでも伝えましたが、

女性の人生を、日本の未来を変える力が
助産師さんには、あります!!

Midwife(助産師)の語源は、女性とともにいる、一緒にいるという意味です。

残念ながら、ケアの受け手である女性の多くがその存在を認知していません。まず、助産師さんのことを知り、女性がその役割を活かすことで、よりよいパートナーシップを結ぶことができると信じています。

助産師さんとともに!!

マイ助産師制度の実現のために、お母さんの立場だからできることをこれからも考え、発信していく決意です。

さて、ワークショップでは、お産ラボにちなみ、こんな質問をしてみました。

「助産師を一文字で表現すると」

信、緒、共、引、暖、働、寄、練、繋、導、楽、産、生、笑、支、添、縁、続、幸、安、命、会、温、仲、和

→つながる

→お産の時に出会った助産師。その方の中で、声だったり対応だったり残っていてずっと心の中で繋がっていると感じます。また、私自身も一産一会ではないけれど、今日は初めて取り上げた子の誕生日だななどずっと繋がりを感じられる仕事だと思っています。   

繋がる、繋げる。人と人の絆を繋げていける役割が果たせたらいいな。   
助産師として妊産婦さんとの繋がり、妊産婦さんが赤ちゃん、パートナー、家族と繋がる手助け、いつでもいつまでも繋がっていく関係性、繋げる掛け橋。病院や地域との繋がり。

→パートナーシップ

→たくさんの家族、たくさんの親子、たくさんのママ、たくさんの赤ちゃん、一緒に喜べる仕事。   
子どもを授かる幸せ、生まれる幸せ、家族が増える幸せ、育つ幸せ、様々な幸せ、至福の時を共に過ごせる幸せ、時間を共有できる幸せ。助産師とは幸せを一緒に持つことができる仕事、職業だと思います

→いごこち良い穏やかな気持ちに出会え、多方面での人との出会い、学ぶ機会との出会い、生活の糧となる財との出会い、すべてのものに出会えている

→人生を共に考え、歩んでいける存在になれたらと思います。   思いを共有し、寄り添える存在。
→ずっとお母さん達の支えになるのが助産師

→つながり(ご縁)があると思う時があります。絆とは少し意味が違う感じがします。不思議な力に導かれて、お母さん達とつながっていくように思います。

→ママと赤ちゃんのとなりにいつもいる、もう一人のお母さんになりたいと思います。   
そっといて、主役をたてる存在

→辛く悲しいこともありますが、お母さん(妊婦さんも)と赤ちゃんを見ると最後には笑顔になれる仕事だからです。だから、自分も常に笑顔で皆さんをお出迎え(対応?)したいと思います。

→女性の一生に一番近い存在でいたいです。

→女性のありのままを信じる!産む力、育てる力、育む力、生きる力全てを信じてそばにいる存在でありたい

→人が出産する時に側にいる人だから。

→楽じゃないけど楽しい!楽しくないと思ったことはないです。気持ちを楽にしてくれる人たち。

→助産師人生20年振り返ってみると何かに導かれて助産師になり、そして今ここにいるような気がします。とくにおはな助産院を開いてからの出会いは宝物といえるすばらしいものばかり。たくさんの恵みを頂いたのでそれをまた世に返していきたい…と思います。

→女性の産む力を引き出す役割。
一緒に考えて、寄り添って女性の力(子育てなど)を引き出す。

突然の問いかけに、真剣な眼差しで取り組んでくださる姿に感銘を受けました。

最後に、マイ助産師制度の実現のために何ができるか?について、グループワークをし、みんなで意見を出し合い、シェアしました。

いろんな意見が、あちらこちらから聞こえてきました。
静岡の助産師さんたち、やっぱりすごいです!!

助産師さんたちの想いが妊婦さん、産婦さんに届きますように・・・

素敵な機会を与えていただき、ありがとうございました!!

助産師さんたちの感想をこれからの私たちの活動の糧にしていきます!

一般社団法人静岡助産師会

Facebookページは、⇒こちら

マイ助産師制度シェア会②

第2部では、お母さん、若手助産師さん、それから長年、子育て支援に関わっている先輩お母さん、それぞれのお話を聞かせていただきました。

マイ助産師制度の実現に向けて、まず女性が周産期における体験や経験をシェアし、

自分に何ができるか

自分は何をしたいか

どう動けばいいか

考えるきっかけになればと思い、今回、3名の方に声をかけさせていただきました。

3つの異なる場所でのお産体験を話してくださった岡村歩さん。


いろんな疑問を抱えた最初のお産・・・

これが普通?みんなそう?当たり前?

1時間待って、2,3分の健診

健診、出産、産後ケア、すべて担当者が違う

恥骨の痛み「仕方ないね。」

モニターがずれないように、仰向けで耐える陣痛

会陰切開、裂傷

その場限りの相談・・・

無事に生まれたし、こんなものか!?

納得しようとしたけれども、思い出すたびに辛い思いがよみがえり、いろいろ調べた結果、自分の理想を求め、2人目は、助産院でのお産を決意!

助産師さんと出会い、話すことで、救われた。

自分のためだけに、時間を使って、丁寧に対応してくれた。1人目のお産も受け入れることができた。

穏やかな出産から、また産みたいという意欲へ。

同じ助産院でお産ができないことを知った3人目の妊娠で、助産院を求め、島田市から静岡市でのお産を決意。

あらゆる不安に丁寧に向き合ってくれた、元気で明るい助産師さん。モニターに映る小さな胎児を見て、自分のことのように

「まぁ~かわいいねぇ。元気だねぇ。」

その言葉に、自分を肯定してしてもらえた気がした。
自分が求めることすべて叶えてもらい、家族みんなで新しい命を迎えることができて、最高に幸せな時間を過ごすことができた。

お産は、痛い、辛い、苦しいっていうイメージが先行しがちだけど、3人の子どものお産体験から、また産みたいって思えるお産、一人一人の産む力をどうやったら出せるかなって考えることも大事だということが分かった。

そういう点で、助産院では、家族のことも含めて理解し合える関係で、すべてを受け止めてもらえる安心から、お産もリラックス臨めるのではないかと思う。

お産だけじゃなく、産前産後、女性に寄り添ってくれる助産師さんの存在が地域に必要。

島田市では、現在、市民病院が分娩休止中で、唯一あるクリニックにみんなが集中し、地域の産科医療が疲弊し、お母さんたちにも選択肢がなく、ケアが行き届かない状況。なんとか島田市に助産院を誘致したいと思案し、今後活動していく予定。


ご自身のお産体験からの気づき、それから地域が抱える問題をお話ししてくださいました。
女性、ケアを受ける側から発言、発信していくことは、とても大切だと感じます。

お産ラボでも、岡村さんの活動に協力、応援し、島田市の動向を見守っていきたいと思います!

*岡村さんも参加してくれた、いぶきの助産院でのお産ラボ

 

 

 

 

 

 

マイ助産師制度シェア会①

先日、マイ助産師制度のシェア会をしました。

お母さん、助産師さん、学生さん、子育て支援に関わる方、いろんな方に参加していただきました。

第一部では、お産ラボの活動、出産ケア政策会議に至った経緯、それからマイ助産師制度についてお話し、『Dear マイ助産師』の上映をしました。

昨年の5月から参加した出産ケア政策会議・・・全国から志の高い助産師さんが集まり、月に1度、京都の佛教大学で議論を深めてきました。

私たちが、たどり着いたのが・・・

女性を大切にする出産ケアシステム

マイ助産師制度

すべての女性が同じ助産師、または少人数の助産師チーム(その場合でもマイ助産師をひとり特定する)が妊娠初期から、陣津・出産・産後(6か月~1年)のケアを継続して提供するための制度

*出産場所やリスクの程度に関係なく、すべての妊婦がマイ助産師を選ぶことができる!

周産期ケアの現状や問題点、世界の動向、アンケート調査結果、エビデンス、実現に向けての課題など・・・

今回のシェア会では、出産ケア政策会議の主催者、Birth for the future 研究会のドーリング景子さんがまとめ、実際にスピーチされた資料をもとに、自分のエピソードを交え、説明しました。

マイ助産師制度は、課題も多く、これからの実現に向けて、ようやく第一歩を踏み出したばかりです。

参加者の感想にもありましたが・・・・

”内容がとってもわかりやすく、制度がどういうものかわかった。だからこそ、もっとたくさんの参加者がいたらよかった。”

実際に、出産ケア政策会議はまだまだ続いていきますし、これからも、さらに議論し、輪を広げ、少しずつ認知されるよう、行動を起こしていくつもりです。

実は、マイ助産師という言葉が新聞紙面に掲載されたのは、全国で静岡が最初です。

(静岡新聞朝刊2018年1月15日)

今回も、SBSテレビで取材してくださいましたが、より多くの方がマイ助産師制度のことを知って、考える機会を作っていきたいと思います。

私は、静岡がモデルケースとなって、日本中に波及していくことも可能だと信じています。

また、今回のシェア会では、マイ助産師制度の課題への具体的なアプローチなどは、提示することができなかったこと、伝え方などなど私自身、反省することも多々ありましたが、それを糧にまた考えを深めていきたいと思います。

マイ助産師制度について、より深く学びたい方は、ぜひ、来週末14日(土)静岡県助産師講習会へお越しください。

助産師さん向けではありますが、一般の方も参加できます。

前述のドーリング景子さんから、マイ助産師制度のモデルでもある、ニュージーランドの周産期システムについても学ぶことができます。

私もお母さんの立場でお話しさせていただきます。

詳細につきましては、以下のチラシをご覧ください。

マイ助産師制度シェア会②につづく・・

マイ助産師制度シェア会の感想

出産ケア政策会議

Dear マイ助産師

 

 

 

 

 

マイ助産師制度シェア会の感想

静岡発!お母さんと考える『マイ助産師制度』

先日、初めてお母さん、学生さんたちに向けてシェア会をしました。レポートは後日まとめますが、参加された皆さんの感想です。

私自身、学んできたことの課題とともに、伝え方など、様々な反省点もありました。最初の一歩として、ここから『マイ助産師』が少しずつひろがって行くように、これからの糧にしていきたいと思います。

< 参加者の感想 >

 

マイ助産師制度について初めて聞いて、内容も分かってよかったです。助産師として、今後どうしたいのか考えるいい機会になりました。3人の方のお話も聞けて良かったです。
ありがとうございました。


不妊治療を経てのやっとの妊娠で、とても不安ばかりで。わからないことばかり、不安なことばかりでモヤモヤしている中で、助産師さんのことを知れて良かった。病院を変わってから、何度か健診に行っているが、まだ1度も助産師さんとは話ができておらず、誰に聞いていいかもわからず家に帰ってくることがいつもです。
マイ助産師さんをほしいと強く思いました。聞きたいこともいろいろ出てきたので、自分でも調べたいと思いました。


内容がとってもわかりやすく、制度がどういうものかわかった。だからこそ、もっとたくさんの参加者がいたらよかった。マイ助産師制度、すっごく共感しました。応援しています。私も頑張ります。


みなさんの出産体験の中で、マイ助産師の必要性を聞けたので、とても分かりやすかったです。自分自身は、総合病院、個人病院で出産したので、”助産師さん”という存在にピンときていないのが正直な気持ちです。いろいろな方の話を聞く機会がもっと早く(妊娠前や妊娠期)にあればいいなと思いました。


マイ助産師制度について、もっときちんと知りたいと思います。


このイベントを通じて、マイ助産師制度について知りました。マイ助産師による継続ケアの必要性や実現のための課題を詳しく知ることができました。また、3人のスピーカーの方から、お産体験やお母さんのための活動について、生の声・思いを聞くことができ、貴重な体験になりました。


助産院・病院の出産の違いを学ぶことができた。病院に勤める多くの助産師にも、My助産師制度を知り、実施に向けて動いてほしいと思う。また、これから妊娠・出産する方に、助産師や助産院を知ってほしい。広報が必要だと思う。


学生ですが、助産院を知らないお母さんたちがほとんどだと本当に感じています。病院での実習でも、助産師さんたちが熱心にケアしているのを目にしていましたが、やっぱりいつでも聞いてもらえる、安心感の違う助産院のすばらしさを改めて感じました。だからこそ、マイ助産師を広めていくことが本当に必要で、私も学生として、4月から、新人助産師としてできることがあれば、力にぜひなりたいと思いました。ありがとうございました。

尚、当日SBSテレビの取材がありました。ほんのちょっとだけ、シェア会の様子が放映されるかもしれません。

放映日は7月3日(火】18:15~19:00
SBSテレビ 6チャンネル
「イブアイしずおか ニュース」内のコーナーとのことです。

 


マイ助産師制度シェア会

マイ助産師って??

そんなところから始めます!!

お産という未知の扉を開けるとき

それまでの知識や常識、自分の中の当たり前が通用しなくなる

思い通りにいかないことが当たり前で

でも、それ自体を楽しんでしまえたら・・・

ちょっと発想の転換が必要になるかもしれません。

自分はどうしたいんだろう?!

知る・考える・選択する・行動する

産んだ人も、これから産む人も、産まないと決めた人も

未来へ向けて、今、みんなで一緒に考えたいと思います。

本当に大事な出産ケアのことを!!

 



 < 内容 >

*出産ケア政策会議の成果報告会のシェア

  • 出産ケア政策会議と私が参加した理由
  • マイ助産師制度について
  • スライド上映

『私の出産体験とマイ助産師』
  まるの輪助産院 森木静さん


まるの輪助産院の院長、森木さんは、ご自身も育児真っただ中のお母さんでありながら、へこおびのクラスや、発達応援のクラス、おむつなし育児のクラス、おんぶでパン教室などなど、お母さんたちに寄り添った講座を地域で積極的に開催されています。

丁寧でわかりやすい講座は、とても評判がよく、森木さんをマイ助産師さんとして頼りにしている、お母さんがたくさんいます!!

実は、引っ越しやお子さんの入学準備などで忙しいさなか、東京で行われたシンポジウムにも駆けつけてくれました!

今回は、ふだん、なかなか聞くことのない、お母さんとしての森木さんのマイ助産師さんとの出産体験、助産師としての想いや活動などについて語っていただきます。

*静岡の助産師さんたちとお母さんの取り組み

くさの助産院の草野さんによって、シンポジウムでも注目された静岡の助産師さん、お母さんたちの活動を紹介します。

*マイ助産師がいるということ

マイ助産師によるケアを受けたお母さんのお産体験を話していただきます。

助産師さん、お母さん、子育て支援者、学生さん・・・いろんな立場の方が参加表明してくださっています。せっかくの機会なので、シェア会終了後にランチ交流会を行います。ざっくばらんに意見交換ができたらと思っています。

そこで!

こちらでまとめて、お弁当の注文を承っています。
お産ラボスタッフおすすめ!!
松のやさんのお弁当(500円)を注文される方は、
27日までにメールしていただけると幸いです。
osanlabo@gmail.com

紹介したいイベント等ある方は、ぜひチラシなどをお持ちください。こちらもシェアしたいと思います。

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