第9回お産ラボ レポート

10月のシェア会に参加してくれた新しいスタッフが中心となって企画、運営してくれた岡部で初めてのお産ラボ、その熱意が伝わって、たくさんの方に参加していただきました。

岡部在住の方だけでなく、焼津や藤枝からもお母さんが来てくれました。また、妊婦さん、来月結婚を控えてる方、さらには、東京在住の方(たまたま帰省中にお産ラボを知り、参加してくださいました!)そして、地元在住の助産師さんに参加していただけたのも、とってもありがたかったです。

お産ラボ

総勢21名のとってもにぎやかな会でしたが、会場の岡部公民館の和室は、すごく広く、明るくて、ゆったりした気持ちで座談会にのぞむことが出来ました。

さて、いつものように、呼吸を整えてから、それぞれのお産を表す1字を書いていただきました。

力・耐・信・愛・待・涙・焦・楽

お産ラボ

『力』

お産に関わることは、お母さん、赤ちゃんから力をもらえる!
一方で、助産師のことはあまり認知されていないように感じることがある。また、自分が良かれと思ったことが、お母さんにとってはよくないなど、ギャップも感じる。

『涙』

9歳の時に、母親を亡くした。喜び、苦しみ、幸福、不安、心配・・・母が経験し、流した涙を想像した。
これから結婚を控えているが、将来的に子どもがもてたらなって思う。

『耐』

夫の立ち合い希望が仕事で間に合わず、ずっと一人で痛み、苦しみに耐えた。助産学生さんが付き添って声をかけてくれたりしてくれたおかげで、とても救われた。妊娠期から、育児まで、女性は忍耐の連続。

『信』

結婚14年、半ばあきらめかけていた妊娠、地域のお産情報の知識もなかった。健康診断をきっかけにアドバイスを受け、不妊治療へ。1度の体外受精で授かることができた。そして2人の子に恵まれた。お産とは、信じること。

『愛』

晩婚のため、お産することに全く関わらず無知なままでいた46歳の時にまさかの妊娠判明。超高齢の初産ため、都内の病院で何度も断られ、受け入れ先を探すのも大変だった。切迫流産から切迫早産の危機、障害のリスク、前例がないという理由で受けられない検査・・・悩むことだらけ。出会った助産師さん、医師の言葉に励まされ、自然分娩できた。
赤ちゃんの力を信じる!!いろんな人たちの愛につつまれたお産だった。

『待』

お産場所については、なんの迷いもなく決めた。微弱陣痛に耐えること72時間・・・痛みはそれほどではなかったけど、なかなか進まず、とにかく時間がかかって大変だった。でも、助産師さんのことをとても信頼していたので、あんまり不安になることもなかった。時間はかかったけど、楽しかった。

『焦』

仕事をしながらの不妊治療で、2年間、焼津から、静岡へ通う。病院からの連絡があったりで、多い月には、15日くらいの通院だったため、会社にも迷惑をかけるという思いと、周囲の期待に応えられない苦しさ、ゴールが見えない焦りが募って本当に大変だった。でも、子どものおかげで今まで味わえなかった喜びを感じ、大変だけど、もう1人産みたい気持ちもでてきている。

『楽』

初めての妊娠で、眠かったり、体がだるかったり、不安になって、夫に当たってしまった。農家で野菜を育てているのに、ファストフードが食べたくなって自分自身、戸惑った。自宅分娩することを決め、体調も落ち着いてきた今は、出産することが楽しみになってきた。

お産ラボ

お産に至る過程も、お産する場所も、その方法も、様々です。でも出会えた赤ちゃんが、お母さんを選んで、生まれてくるとしたら、すべてに意味があるんだと思えるような気がします。

レポート➁へつづく

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