先日、静岡市助産師会の研修会に参加させていただきました。
『妊娠出産育児の切れ目ない支援』をテーマに、
産後ケアのスペシャリスト、東邦大学看護学部の教授の福島富士子先生のお話を聞きました。
エストロゲン、ソーシャルキャピタル、ジェネルアクティビティ、ジェノグラム、ネウボラなどのちょっと難しい専門用語もたくさんありましたが、とても分かりやすく、将来に向けて、希望がもてるお話でした。
なかでも、女性が子どもを産み、育て、命をつなげていきやすい社会にするために、妊娠期からの切れ間ない支援が必要だということ、なによりも人と人との関係性をつくっていくこと(ソーシャルキャピタル)が大切だということでした。
また、人間関係が希薄になっている今の時代だからこそ、おせっかいおばさんが必要で、その役割は、助産師さんに委ねられるというのが印象的でした。
少子化対策が急務の状況下で、行政もお産現場に関心を寄せ、少しずつ動き始めています。地方自治体でも、独自の産後ケア施設を開設したりしています。
静岡は、全国でも有数の助産院数をほこり、志の高い助産師さんがたくさん活躍されています。
各地のモデル事業についてのお話を聞いているうちに、行政、助産師さんをはじめとする専門家の方、そして当事者である私たちお産を経験したお母さん、これからお産にのぞむ女性が知恵を出し合ったら、静岡独自の産後ケアの取り組みが出来るんじゃないかな?
ぜひ作りたい!!とワクワクしました。
早速持ち帰ってきた課題をスタッフで共有し、意見交換をしました。
お産ラボとしても、おせっかいおばさんになって、お母さんネットワークをどんどん広げていきます。
研修後、静岡助産師会の稲葉さんのご厚意でお産ラボのことを発言する機会を与えていただきました。
素敵な場を提供していただいたこと、感謝しています。
(佐野さん提供)
助産師さんが一同に集まる大切な場でお産ラボのことを知ってもらうという、ここぞとないチャンスだったのに、助産師さん、助産院に対する思い入れが強すぎて、空回りした私は、まさかの当日配るはずのフライヤーやチラシ全部を家に忘れるという失態・・・・・・話そうと思っていた内容も全部どこかへ、ぶっ飛んでしまいました。
それでも、精一杯、お産ラボのこと、自分の想いを伝えてきたつもりです。私の横に3人の仲間と赤ちゃん2人がいてくれたのが、本当に心強かったです。
(佐野さん提供)
私たちは、助産師さんとお母さんをつなげていきたい!
静岡のいいお産の日をお母さんパワーで盛り上げたい!
そのために、いろんな場所で、いろんな人を巻き込んで、一歩ずつ、お産ラボを丁寧に、丁寧に積み重ねて行きたいと思います。
すごく伝えたいと思っていたのに、伝えられなかったこと
助産師さん、いつもお産の最前線にいて、お母さん、赤ちゃんに優しい言葉をかけ、温かい眼差しで見守って下さってありがとうございます。
(Sachie)
最後に、講師の福島富士子先生の著書を紹介します。
子育て支援に関わる方にぜひ読んでほしいです。
「産後ケア」
なぜ必要か なにができるか
~大切な時期だからこそ、無理しなくていい~
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