赤ちゃんとつながる!!

第22回お産ラボ

藤枝市の第一建設さんのショールームHIBIKIで開催されました。
新生活、新学期が始まる4月!天気は快晴!ぽかぽか温かい日差しがなんとも気持ちいい朝でした。

この日参加してくれたのは「同じ病院で出産したんですよ」と生後2ヶ月の赤ちゃんを連れてお友達を誘って参加してくれた方や、「もうすぐ臨月なんです」とこれからお産を迎える妊婦さん、「ずっと気になってたんです」という方など、5人のお母さんが参加してくださいました。

 

『頭』
痛みは出てきたけど、一人目の出産の時は60時間かかったから、まだまだだろうとスタンバイしていた。病院に電話したとたんに破水。病院に向かう車の中で到着したとたん頭が“ズボッ”と出た。必死だった。分娩台にのって1分で出産した。
一人目の出産は助産院だったのもあり、今回の病院見学で分娩台を見て「ここで産みたくない」と思っていた。だから、こんな出産だったのかなと思った。
自分の中では私スタイルの出産だった。一人目の出産で出会った助産師さんが、たまたま二人目の出産の時にも会えた。一人目のお産で満足できなかった事などを乗り越え浄化していくような感覚。自分の母親から聞いていたお産の内容で辛かったことなどを私(娘)が良い方向に変えていけた気がする。もつれた糸をほどいていく様な感覚でとても良いお産になった。

『感』
感動・感激。3人目のお産。微弱陣痛が長く続いていたので、出産時間7~8時間と書かれていたけど自分の感覚としては、2日間頑張った感じ。
出産中に母親にみられるとすごく嫌な感覚がして、夫が傍にいると安心できた。母親と私(娘)は仲良の良い関係だったが、この感覚は不思議だった。
きっとこれが“家族”のスタート。これから家族は、夫と今から生まれる赤ちゃんなんだと感じた。産んでみないとわからない感覚。妊娠中お腹に話しかけていたけど、生まれたら
話しかけても居ない、これも不思議な感覚。終わりがわからないのが出産・子育てだと学んだ。自分の母親も私と同じようにしてきたんだと思うと感謝の心がわいてくる。
育休がもうすぐ終わり仕事復帰を迎える。仕事スタートを迎える前に今日、自分自身の話しをしたことでデトックス出来ました。

『楽』
12月札幌から引っ越してきた。静岡で産むか札幌で産むか迷ったが、夫も赤ちゃんと一緒がいいと思ってこっちで産んだ。陣痛が来たと病院に電話しても「まだまだ1合目だね(富士山)と言われさすが静岡だと思った。陣痛は生理痛の強いので陣痛は痛くない間隔があるので、そこまで痛い辛いとは思わなかった。一人目は病院出産だったけど、二人目は助産院で産んでみたい!それは、何かに頼りたくないという気持ち。吉田町なら〈おはな助産院〉がいい。

お産ラボ 藤枝

 

『楽』
今まで流産2回。その後2~3年不妊で色々な検査・タイミング法行った。時間もお金もたくさん使って心が不安定だった。夫と話しあって「子どもはいいよね」と決めたとたん妊娠した。すごくうれしくて、幸せ!楽しい!の気持ち。
出産するまでは、お産は怖くてすごいものだと思っていたけど、実際のお産はすごく楽だった。二人目のお産も一人目と同じ先生・助産師さんでデジャブだと思った。
出産は、夫の付き添いはいらない、先生と助産師さんと私の3人で集中したお産だった。お腹の赤ちゃんに意識を集中して想
像して「今回転してるのかな」とか考えていた。自分らしいお産だったと思う。
痛みはあったけど、痛くない。自分に負けたくないと思う私。昨日の自分には負けない。子育てもその気持ちでやっている。

『明』
臨月でもうすぐ出産を控え、ドキドキワクワクと不安な気持ち。痛みが怖い。今日皆さんの話しを聞いてよかった。きっと、赤ちゃんが生まれてくると明るくなると思って「明」にした。

 

【赤ちゃんとつながる】

今回、お産について語り合う中でこの言葉が思い浮かんできました。参加された方の言葉でお産に対し、自分スタイルのお産だった・自分らしいお産だった・感謝の気持ちが出てきた。などが聞かれました。どんなに痛くても、ハプニングがあっても、前向きにお産を振り返っているのは何でだろう?
お産を語ることがデトックスになりましたと、言葉に出す事の大切さも実感させてもらいましたが、ママたちが話す「妊娠中はおなかに(胎児)話しかけていました。」が重要なのだと私は思いました。

妊娠したかな?と気付いてから、出産して赤ちゃんの姿を見るまでママは赤ちゃんを見て触ることはできません。(エコーではなんとなく見えるけど)そして、日々の体調の変化や体形の変化でしんどいのに加え、仕事や家事や上の子のお世話に目まぐるしく、検診の日はいつだっけ、とか出産準備の買い物は、とかとか。

やはり、意識していないと【赤ちゃんとつながる】って少し難しいのかなと思います。

お腹の赤ちゃんとつながることで、どんなお産であっても「これで良かった、赤ちゃんと一緒に頑張れた」と思えたり、前向きに子育てをスタートできるならどんどんつながった方がいいと思う。
だから、これからお産を迎える方や妊娠中の方にはどんどんお腹の赤ちゃんに語りかけて欲しいなと思います。そして、“お産ラボ”に来て欲しいと思います。

今回も、お産を語るというシンプルなテーマに、たくさんの笑顔と笑い声、真剣な表情や思いに共感する気持ち、妊婦さんにはみんなでエールを送るなど一体感が生まれ温かい雰囲気に包まれました。
この活動が、ママの力、家族の力となり子ども達の明るい未来をつくる一歩になると信じています。
参加してくれた皆さま、皆さまありがとうございました。(Mika)