第5回レポート➀

第5回お産ラボは、初めて、駿河区で開催しました。
緑あふれる駿府匠宿の素敵な空間で、お産のこと語り合いました。
今回は、2週間後にお産を控えた妊婦さん、生まれたばかりの小さな赤ちゃんたちも参加してくれました。

いつものように自己紹介を兼ねて、お産をイメージする漢字、一字を発表しました。

第5回お産ラボ

 協 希 無 楽 難 楽 生 人 楽

なんと、3人の方が楽という字を選びましたが、それぞれ、楽しい、楽ちん、楽しみと、異なった意味合いでした。

ペンを持ち、紙に書き出すまでのこの時間、みなさん、とても素敵な表情で、その課題に向き合っています。

ぱっと思いついて、すらすら書ける人もいれば、う~んって悩む人、それぞれが真剣にお産をイメージして導き出す一文字に、本当にいろんな想いがつまっています。

今回、総合病院、個人病院、助産院、自宅とお産の場所が様々だったので、それぞれのお話がとても興味深かったです。
どこでお産をするか、だれと、どのようにお産にのぞむか、妊娠すると手探りな中でも、選択して、決断することが山ほどあります。

お産ラボ

素敵な助産師さんに出会えて、満足のいく、幸せなお産ができたという一方で、仕事や健康状態などによって、そもそも選択肢がなく、自分の思い通りのお産が出来なかったというお話もありました。

どんな形であっても、お産は、一つの通過点で、その先、大切な命を育んでいくことのほうがもっと重要です。

お産ラボ

けれども、お産に臨む前に、お産する場所やお産方法、産後のことなどを前もって学べる環境や、それを伝える人・場所が必要だし、女性にいろんな選択肢が与えられている社会であってほしいと思います。

語弊があるかも知れませんが、例えば、結婚式場を選ぶ時のように、じっくり自分の体と向き合って、時間をかけて、パートナーと相談して、自分らしいお産を決めてもいいんだと思います。

お話の中にもありましたが、お産は、女性にしかできないこと、女性にとって、人生における一大イベントなので。

さて、今回、オブザーバーとして参加された方の中に、女性の健康と美について指導されている薬局の方がみえました。

大きなドラッグストアが主流になっている昨今、薬局に行くという機会はなかなかありません。
地域の薬局には、高齢者のお客さんが多く、ちょっとしたおしゃべりの場にもなっているそうです。妊婦さんや、産婦さんが気軽にいけたら、異世代間交流の場になりそうですね。

助産師さんや保健師さん、そして薬局の薬剤師さん、女性に寄り添ってくれる人が近くにいることを、もっと多くの方に知ってほしいと思います。お産ラボは、専門家とお母さんをつなげる役割を果たしていきます!

お産ラボ

➁へつづく