第3回 レポート➁

お産ラボ

今回は特に、産後うつについてのお話が印象的でした。

『精神科に行けばすぐ良くなるから!抗うつ剤飲んだら楽になるから!』

お産という大きな仕事を終えた後、気力・体力を使いきった後にやってくる不安・・・
お母さんの気持ちに寄り添えていない言葉で、どれだけ傷ついたことか、想像を絶します。

私、お母さんとして、ちゃんとやっていけるかな?

お母さんたちは、日々、自問自答します。
特に、初めてお母さんになるときは、

なんで泣いてるの?どうしたらいいの?いつ、おっぱいあげればいいの?抱っこの仕方まちがってない?

など、分からない、知らないことだらけで、小さな我が子をまえに、途方に暮れることだってあります。
でも、そんなダメな自分を知られたくないとか、お母さんだからしっかりしないととか、1人で抱え込みながら、葛藤しながら育児を続けていくことの大変さ、お母さんなら、だれでも少なからず経験していることだと思います。

昨今、産後ケアって言葉が、少しずつその重要性を持ち始めてきましたが、産後のお母さんたちの精神的ケアについては、まだまだ行き届いていないと感じます。

そこに必要なのは、病院の紹介よりも、薬よりも、気持ちに寄り添ってお話を聞いてくれる人だったり、場所だと思います。
また、妊娠中、それ以前から産後うつは、だれにでも起こりうることだ知っておくことも大切なことだと思います。

座談会では、妊娠中から一貫してケアしてくれる地域のかかりつけ助産師さんの必要性や、家族のフォロー、仕事仲間の理解、ネットを利用した悩みや不安のシェアなど、様々な視点で、産後うつについて語られました。

お産ラボとしても、私たちに何ができるのかを、考えていく、いい機会になりました。

お産ラボ

今回は、参加者のみなさんがお互いに質問や疑問をぶつけたり、提案して、お話の理解を深めていくことが出来ました。
少しでも学びや、気づきを得ることができたなら、嬉しく思います。

お産ラボ

自分の経験が誰かの役に立つならとお産ラボに参加し、お話をしてくれるお母さんたちにいつも尊敬の念を抱いています。
みなさん、ありがとうございました。

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また、今回スタッフも感想を言う機会をいただきました。
参加者のみなさんの素敵なお話を聞いた後、想いがこみあげてきて、涙、涙となりましたが、私たちの想いは1つです。

『お母さんの力で静岡を盛り上げたい!!』

お産ラボが一人でも多くのお母さんと、未来のお母さんに役に立てたら何よりです。

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